Kさんが葉を揉んで渡してくれた。「クスノキ科とわかるでしょう?」シロダモの葉は独特の樟脳の匂いがした。
シロダモはクスノキ科の常緑高木で別名シロタブともいい、暖地の比較的湿潤な所に生育するという。放置された雑木林が遷移が進みかけている所にも多く、樹高はあまり高くならないともいい、今回はまさにこのケースだ。
真中の枝に雌花序が付いています
葉に明瞭な3脈があり新葉は黄褐色の絹毛に覆われ、枝先に集まって垂れ下がるのでよく目立ち時として異様に見える。しかしやがて毛が落ちて無毛になるのが面白い。
秋には熟して赤くなったい前年の実と黄褐色の花とが同時に見られるのもシロダモの特徴。雌雄異株で雄花序は大きい。
雌花には太くて白い花柱が目立ちます
液果は径1㎝くらいで少し楕円状です
雄花の雄しべは6個で雌しべもあるが結実しない
昔は種子から採れた油をつづ油として蝋燭の原料にしたともいう。
名は葉の裏が白い事からでダモやタブはこの類の一般的な呼び名だが由来は不明という。
二十四節気に見るサクラソウ自生地にハンノキが褐色の実と多くの雄花序をつけていますをUPしました。