フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

長崎で春に先駆けて咲いていたアオモジの花

2011年03月31日 12時54分01秒 | 花の和名
3月は東北・関東大震災の11日に一時帰宅したものの3週間ほど長崎の妻の実家に寄宿した。
実家は東長崎で長崎市街に出るには車で30分ほどかかる。10日頃から左右に黄白色の花をつけた木が散見されるようになり、最初はキブシ?と思ったが遠目では判断できなかった。

ようやく近くで見る事ができてアオモジらしいと分かったが、地元の人に尋ねてもほとんどが知らず、どうやらこの辺りではミバナというようだった。
帰宅してからネットで調べてみるとミバナという地方もありそうだと知ったが長崎とは特定していなかった。


雄花序

クスノキ科のアオモジは九州西部に比較的多く春先に他に先駆けて花をつける落葉小高木。関東では見かけないが雌雄別株で、雄株の方が花付きがよく花も大きい。花序は3~4片の白い総苞片に包まれ中に4~5花をつける。花被片は6弁であまり開かず早落する。


雌花序

名は近縁の黒文字に対して幹や枝が緑色なので青文字。ショウガノキとかコショウノキの別名もあるが、果実や材にレモンのような香りと辛味がある事からと言う。

さいたま市の荒川堤と水田の花のホームページにマンスリー・レポート27の3月分をUPしました