明日の7月15日の観察会の用意で自生地に行ってみると今年はゴマノハグサが多く花茎を立て、花を付けている。絶滅危惧Ⅱ類(VU)の希少種だが、従来は大家族のゴマノハグサ科の他のポピュラーな種にスポットが当たりご自身は科の代表としての影は薄かった。でも遺伝子系統学に基づくAPG分類では多くの種がゴマノハグサ科から他科に移されて相対的に重みが増した。
埼玉県のレッドデータブックの2011年版には「今回の調査では確実な生育記録は報告されていない」と記されている。希少種としての価値はかなり上がっているようだ。
花冠は小さな膨らんだつぼ形で、雄しべ4と雌しべ1が見られる。花はたくさん付いているが長さ約6ミリと小さい。写真はかなりアップにしてある。