フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

2つの巨大な廃屋と玉のようなタマアジサイの蕾の塩原

2019年07月20日 18時56分17秒 | 観光旅行

2日目の午前中はホテルの目の前の道をまっすぐ上がってみた。どうせ少し行った所で行き止まりだろうと思ったが意外に奥まで続いていた。後から調べてみると日塩もみじラインからの道路と交差し56号線に通じていた。

道なりに上がっていくとしばらくして文化会館、公民館の入口があった。入ろうと思ったらロープで通行止めされていた。無理に入る事は無いので先に行く事にした。しばらく行くとまた入口があり、通行止めではなかったので入ってみると文化会館の横に出た。大きな立派な建物だったが人の気配は無かった。よく見るともう何年も使われていない廃屋だった。正面を通って下に行くとこちらはトラックが置いてあったがやはり森閑としていた。ここが公民館だった。

後で塩原支所に電話で聞いてみるともう10年も前に使用を中止しているらしい。老朽化や冬季の使用し難さがあって閉館したという。

街に出ても閑散としていて来るたびにどんどん寂れていくような気がする塩原温泉街だ。恐らく町の人口も減り続けているのだろうと思う。宿泊したホテルは来るたびに色々進化して客数も多くなっているようだ。でも以前は日帰りの入浴客で賑わった温泉街に面した建物は使用を中止して、温泉街の入口は閉じている。連泊のお客が多いだけにもっと温泉街の商店は積極的に働きかけて日中の賑わいを取り戻す方法を模索すべきだ。

装飾花が一枚なのはイワガラミ

2つの巨大な建物はバブル期の箱もの行政の失敗の象徴なのだろうが、若者が多い街になれば色々なアイディアもでて、少し上向けば往時の温泉街の繁栄は決して夢ではない。確か熱海の商店街は連泊のお客さんを見込んだセールを展開していた。他の温泉地の活性化方法も参考にして是非頑張って欲しい。頑張れ塩原と声を大にして叫びたい。

2つの廃屋の先まで行ってみた。山側にはマタタビが葉を白くしているのが多く見られ、イワガラミの白い葉もあり、タマアジサイは花はまだだったが今回蕾が非常に多く見られた。調べるまでは名も知らなかったが何となくユーモラスな希望の持てる丸い玉の蕾がタマアジサイの名の由来という。いたる所で見られた蕾は8月になれば見事な花を咲かせる。タマアジサイ咲く塩原温泉を期待しよう。

可愛いタマアジサイの蕾がいたる所で見られました

中も可愛い花の卵がいっぱいでした