サクラソウが花芽を持ちヒロハアマナ、アマナが白い群落を作っています。
花芽には毛がありません。これが大きくなり花を付けます。
全国カテゴリーの絶滅危惧Ⅱ類(VU)のヒロハアマナはE区(中央観察路突き当り正面)で多くの花を咲かせています。
この花が田島ヶ原サクラソウ自生地で春一番に花開きます。でも20日頃までにある日忽然と姿を消します。
葉の真ん中に白い線が入るのがアマナとの明瞭な違い。花はアマナより幾分大きい。
アマナは自生地の全域のアチコチで白い群落を作っています。この花は以前は秋ヶ瀬公園にも多くありましたが食用になる為毎年採られて絶滅状態です。埼玉カテゴリーで準絶滅危惧(NT)ですが、野生ではここサクラソウ自生地だけに見られるようになってしまいました。
両種ともユリ科の花で百合を小さくしたような花を付けますが、曇だったり、風が強かったりすると閉じてしまいます。晴天の暖かい日のみに開花するデリケートな花ですので来場の際はよく天候を確かめてからいらしてください。
蕾も多く全開とまではいかないアマナですが、アチコチで群落を作っています。