いつも通っている道筋の農家の裏側のそう大きくも無い柿の木は秋には実をたわわに付けて、ヒヨドリたちの絶好の食事場所になっている。実は大きく富有柿らしいが家主は特に収穫する風も無く、鳥たちは鳴き交わしながらついばんでいる。
そんな柿の木の下に落下した花びらが多く見られた。何だろうと見上げると柿の木が花盛りだった。
良く見ると小さな蕾のでき始めみたいなのもあり、蕾そのものも見られた。花もすぐ色が変わり散るようで花弁の周囲が褐色に変色したり、全て枯れ色になっている花もあった。
花芽ではなく、葉の付き始めなのかは定かではありません。
上の写真は間違いなく蕾と思いますが、ネット検索した素人の半可通知識によると、富有柿は雌雄異株で雌花と雄花は同じ木には撞かないようだ。そして雌花は雌しべだけで周りの雄しべは飾り雄しべで送粉機能は無いという。そのため柿の木農家は何本かの雄株を植栽するという。雄花は壺型で一か所に多く付くというので是非見てみたい。
最後のこれが難物。受粉を済ませた花が花弁を落として実を実らせる最初の形と思うがそれも定かではない。
柿はよく見るが、花は初めてで興味深い性質もあるので、しっかり見極めたいが、小さな花で散り急ぐようなので時機を逸しないようにしたい。