前日からの雨は9時30分頃に止んで雨上がりの自生地は次第に明るくなった。
「雨天の場合は自動的に中止ます」と謳っているので、前日からの雨で観察路を歩くのは大変だし参加者はいないと思ったが、取り敢えず行ってみた。途中マテバシイのドングリが枝に付いたまま落ちていた。先日の多摩森林科学園でお聞きしたようにドングリには虫が卵を産み付けている事が多いので保存するには煮沸する必要がある。
マテバシイの堅果は砲弾型で白いろう状のものに覆われ、お椀のような殻斗が付く
白い毛に覆われた球状の実のようなものがあった。ヨモギについていたので調べてみるとヨモギハシロケタマフシという虫こぶ(虫えい)だった。形成者はヨモギシロケフシタマバエという。
雨上がりのせいで小さなカタツムリが多く見られた。カタツムリは貝殻が右巻き(上から眺めて時計回り)で口が右に空いている)が殆どで中に左巻きの個体もあるという。そして同じ巻き方でないと子孫は残せないという。下の写真は横からなのでハッキリしないが左が左巻きかも。
結局この日は近所にお住いのご婦人2人が集合して3人のミニ観察会を実施した。
今年はこれが最終で、8月15日を除いて「15日観察会」は5回共無事実施できた。参加者をはじめ皆さんに大感謝です。
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