三浦哲郎
『みちづれ 短編集モザイクⅠ』★★★★★
『忍ぶ川』に感銘を受けて、続々貸してもらう。
また素敵な本に出逢った。
プロフィールに「春樹好き」って記載して開始した備忘録だけど、
「三浦哲郎好き」にしようかな(笑)
あーでも通じないか。
ツボな作家さんになりつつあります。
まだ二冊目なので、これからまだまだ楽しめる。にっこり。
さてこの短編集は24篇からなるショートショート
最初の『みちづれ』からもう虜に。
知る人ぞ知るって感じで説明はいらない。
するするとその世界の中へ。
東北といキーワードも大きいのかもしれない。
『とんかつ』★『めまい』『ひがん・じゃらく』
『ののしり』『うそ』『トランク』★『なわばり』
『すみか』『マヤ』『くせもの』『おさかり』
『ささやき』『ねぶくろ』『はらみおんな』『かきあげ』
『てんのり』★『おさなご』『こいごころ』『にきび』
『オーリョ・デ・ボーイ』★・・・
そう大きな出来事があるわけじゃない日常話なんだけど、
心に響くものがあるというか何と言うか。
さざ波が立つように小さな動揺が起こる時がある。
「好きな作家さんは?」と聞かれたら「三浦哲郎」って言える!
三浦哲郎いかがでしょう?