沢木耕太郎
『テロルの決算』★★★
新装版
(あとがきが3つもある)
週末は江國香織のハードカバーでまったり過ごそうかと思っていた。
が・・邪魔が入った。
強烈な本を手にしてしまった。
それがこの『テロルの決算』です。
--------(抜粋)
本作はもはや伝説
沢木耕太郎の最高傑作!
あのとき、政治は鋭く凄味をおびていた。ひたすら歩むことでようやく辿り着いた晴れの舞台で、
61歳の野党政治家は、生き急ぎ死に急ぎ閃光のように駆け抜けてきた17歳のテロリストの激しい体当たりを受ける。
テロリストの手には、短刀が握られていた。
社会党委員長・浅沼稲次郎と右翼の少年・山口二矢――1960年、政治の季節に交錯した2人のその一瞬、
“浅沼委員長刺殺事件”を研ぎ澄まされた筆致で描き、多くの人々の心を震わせたノンフィクションの金字塔
第10回(1979年)大宅壮一ノンフィクション賞受賞作
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読ませるなぁ
沢木さんじゃなかったら、即挫折するんじゃないかという内容
だって時代背景もそうだけど全く理解出来ない・・
ホントこの方の取材力もそうだけど、描き方にも息をもつけぬ迫力がある。
わたくしテロルの意味すら知りませんでした。
(ドイツ)Terror
テロルとは?
《恐怖の意》暴力行為あるいはその脅威によって、敵対者を威嚇 すること。恐怖政治、テロ
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「心配しなくても平気ですよ、死のうと思えばいつだって死ねるんですから」
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