三浦哲郎
『ふなうた 短編集モザイクⅡ』★★★★
短編集Ⅱ
前回に引き続きちょっとした日常を切り取った(だけではない)
意外や深い小粋な物語の数々
昨夜の地震の時『ぜにまくら』を読んでいて、
いやはや焦った・・
都心もまぁ揺れて、本箱の本が数冊横にぱたんと倒れた。
警報で震源地がまた実家の方面で「やめてよ~」
ケータイを持つ手が震えた。
津波だけはやめてよねって。
何事もなくてよかったけど、311の余震っていつまで続くの!?
さてこの短編集は18篇からなるショートショート
始まりは標題の『ふなうた』から。
するするとその世界の中へ。
独特な時代を感じさせる方言がよき味を出している。
ホントハマります。
『ふなうた』『こえ』★『あわたけ』★
『たきび』『でんせつ』『やぶいり』『よなき』★
『さくらがい』『てざわり』★『かえりのげた』
『ブレックファースト』★『はな・三しゅ』『ひばしら』
『いれば』『ぜにまくら』『かお』『メダカ』『みのむし』
私的にシモ系話がふふと笑えてしまって、
『てざわり』なんで絶妙(笑)
ますます三浦哲郎から目が離せません。
三浦哲郎いかがでしょう?