池波正太郎
『剣客商売二 辻斬り』★★★★
新装版にて続々スタート
持ち運びよしな文庫本
この作品は昭和48年5月新潮社より刊行された。
表紙はもちろん三冬ちゃんです。
--------(抜粋)
冷え冷えとした闇の幕が裂け、 鋭い太刀風が秋山小兵衛に襲いかかる。正体は何者か?
小兵衛・大治郎が非道に挑む表題作
江戸に出たまま帰らぬ息子を探しにきた信州の老剣客へ温かい手を さしのべる秋山父子――「老虎」
暴漢にさらわれた老舗の娘を助ける男装の武芸者・佐々木三冬―― 「三冬の乳房」
「鬼熊酒屋」「悪い虫」「妖怪・小雨坊」「不二楼・蘭の間」
シリーズ第2作
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味方をするわけじゃないけど、
大治郎が右腕を斬りおとした伊藤三弥があっけなく死んだのが無念 ?
もう一編ぐらいほしかったかな。
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「わしはな、大治郎。鏡のようなものじゃよ。 相手の映りぐあいによって、どのようにも変る。黒い奴には黒、 白いのには白。相手しだいのことだ。これも欲が消えて、 年をとったからだろうよ。だから相手は、このわしを見て、 おのれの姿を悟るがよいのさ」
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