★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

コロナと政治

2020年03月11日 12時24分16秒 | 徒然(つれづれ)
 新型コロナ禍は政争の具になった感がある。
 政治は思想だ。
 政争は思想の対立だ。

 保守VSリベラル、右派VS左派、タカ派VSハト派、呼び方はいろいろだが、ここでは単純に右と左と呼ぶことにする。
 左右両極端の思想はいつだって対立する。
 しかしその両極端の思想を持った人間で、政治を動かせるのはほんの一握りだ。
 わかりやすくいうと、線を一本引く。
 左右の点がその一握りだ。
 あとの線が大衆という名の無思想派だ。

 私を含め国民の大半はよくいえば中道、中庸、悪くいえばどちらへも転ぶ無思想派だ。
 要は右にも左にも属さないが、その影響をもろに受け、文字通り右往左往するのが大半の国民だ。

 普段は政治とは縁遠かった感染症のひとつである新型コロナも、その感染力の強さから政治的な影響力を持つパワーアイテムになった。
 右も左もそれを最大限に利用して政治的パワーバランスの引き寄せを図る。つまり無思想派を己の側へ取り込もうとする。

 そのために重要なものが情報だ。
 そして今はその情報戦の真っ只中だ。
 その情報の発信源は左右両陣営だが、それを補完、補強するのがおかかえ専門家で、煽動、拡散するのがマスメディアだ。
 その情報は正しかろうがそうでなかろうが、無思想派を納得させればそれでいいのだ。

 現状においては現政権がその情報戦のイニシアチブを握っている。
 それは取りも直さず、無思想派が無意識的に選んだ政権ゆえのなせる技なのだ。

 ゴチャゴチャとSNS上でどんな意見や批判をぶち上げようが、所詮は自己満足のためのアピール、政権の力には及びもしないのだ。
 政治的にも病理学的にも、なんの専門知識もない、我々大多数の無思想派は、良かれ悪しかれ、座して事の成り行きを見守るしかないのだ。
 
 ここは沈黙は金でいくしかない。

 

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