コレクションは数あれど

　世にいろんなコレクターは多い。
　金持ちなら、クラシックカーや有名絵画、宝石や腕時計、名を成したミュージシャンならヴィンテージギターなどの高額品。

　庶民の代表的なコレクションといえばトレーディングカード、そのほか、手軽で安価な切手やミニカー、ガンプラやレトログッズなど、そのカテゴリーは様々だ。

　昔はコレクションといえば趣味のものがほとんどだったが、今やコレクションは投資目的という側面がクローズアップされている。

　最近、よく目にするのが、ジーンズやスニーカーなど、元来が実用品だったものの年代物だ。
　庶民でも無理して背伸びすれば手が届く価格だ。

　リーバイスの501のヴィンテージものやナイキのエアジョーダンの初期モデルなどだ。
　そのコレクターには売り出し中の芸人が目立つ。

　ヴィンテージのジーパンやスニーカーを実用目的ではなく、集めて眺めて楽しむようだ。
　ネットオークションで見る1940年代のリーバイスのジーンズやGジャンなど、まさに、ボロは着てても心の錦のボロそのものだ。

　素人がそれらを本来の用途として、着たり履いたりしても超ダサいだけだ。
　稀少というだけの価値だ。
　要は最終的に高値で転売して儲けようという算段だろう。
　
　

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。　そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
　読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

十人十色

　十人十色は常識だ。
　人にはそれぞれ好みや意見があり、それぞれに趣味や嗜好が異なり、画一ではないということだ。

　誰かの好きは誰かの嫌いであり、誰かの、こう思うは、誰かの、そうは思わないだ。
　性格や生活環境、今までの経験が人それぞれなのだから、当然といえば当然だ。

　引きこもり生活の私は、ネットの無料映画をよく観る。
　B級映画がほとんどだが、中には心の琴線に触れるものもある。

　そんな映画を良かれと思い、人に勧めても、同感されたためしはほとんどない。
　人それぞれの好みで、感動のポイントもそれぞれなのだ。

　飲み会で忌憚のない意見を交わしても、嚙み合わないことがしばしばだ。
　物言えば唇寒しだ。

　やはり十人十色なのだ。
　そんなわけで、人から懇願されない限り、自分のお勧めや意見を、人に伝えることはほとんどなくなってきた。
　

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。　そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
　読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。