★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

カム・トゥゲザー

2024年10月18日 12時34分39秒 | 徒然(つれづれ)
 もっぱら先輩に借りていたビートルズのアルバムだったけど、中学三年の終わりに初めて『アビイ・ロード』を自分で買った。
 ひと通り聴いたあとは、例によって、辞書と首っ引きで、拙い英語力で全曲を訳した。

 初期の頃の曲は、辞書を引けば、中学程度の英語力でなんとか意味は分かった。
 『アビイ・ロード』も、ほとんどの曲は、大体の意味は分かったけど、『カム・トゥゲザー』だけは、訳したものの、意味が分からなかった。 

 それぞれの単語の、文字通りの意味は分かっても、比喩や暗喩や揶揄に満ちた歌詞全体の意味が分からなかった。
 唯一、コカ・コーラがコカインのスラングだと知っていたくらいで、いろんな単語の裏の意味は、当時の中学三年生には難解すぎた。

 "カム・トゥゲザー" を "さあ、ご一緒に" と訳して、冒頭の "シュッ! " など、日本語の "ヨイショ! " みたいな掛け声だと思っていた。
 でも、あの "シュッ! " は "シュート・ミー(俺を撃て) ! " だったらしいね。
 それに続くフラットトップも、ギターなのか、航空母艦なのか、クルマなのか、角刈りなのか、判断に迷ったものだ。

 英語の教師に聞いても、どれが正解なのか分からなかった。
 ここで、そんないろんな単語を羅列しても意味がないので割愛する。

 当時はインターネットなどなかったので、音楽雑誌でいろんな人間の訳詞を調べるも、それぞれバラバラで一貫性がなかった。
 ネットが発達した今でも、人によって解釈の仕方はマチマチだ。

 作詞したジョンだけが知っていたのか、はたまた、ドラッグでハイな状態で作ったかもしれないので、本人も意味が分からなかったのではないだろうか。

 ともあれ、名曲には違いないので、深く考えずに、あの怪しげな旋律に身をまかせ、ナチュラル・ハイな気分になるのが正解かもしれない。

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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