明るい追想、暗い夢

　今月9日に古希を迎え、私の人生も黄昏時を過ぎ、丑三つ時に入った感がある。
　ハンドルネームも、"たそがれジョージ" から "うしみつジョージ" に変更しようかな。

　人生の丑三つ時には、将来の夢など見るべくもなく、見るのは過去の想い出の欠片を寄せ集めた夢だ。
　想い出の欠片なんてロマンチックすぎるので、記憶の断片とでも言うべきか。
　希望の未来がないのだから、過去に思いを馳せるのは当然の成り行きだろうね。

　最近、YouTubeのトンデモ都市伝説系の動画にハマり、その中でも過去へのタイムリープというのが、目下のお気に入りなんだよね。
　タイムマシンを使ったタイムトラベルや、時空の裂け目を抜けるタイムスリップなどではなく、明晰夢を利用したパラレルな過去への移行だ。
　詳しくはYouTubeで、"タイムリープ"と検索してみてほしい。

　やはり歳をとると、巷間言われるように、過去に思いを馳せ、それを懐かしむという、追想、懐古の念に捉われるみたいだね。
　就寝中に見る夢も、当然ながら、過去の記憶の断片を基にしたストーリーだ。

　起きている時に追想する過去の記憶は、明るく心地よいシーンだけど、夢の中のそれは、暗いモノトーンで切羽詰まったり、やるせない思いにとらわれたりするものばかりだ。
　私だけかもしれないけど、楽しい夢などほとんど見たことがない。
　諸兄はいかがだろうか。

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。　そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
　読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。