★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

底辺から頂点へ

2023年06月04日 20時25分42秒 | 徒然(つれづれ)
 世の健康意識の高まりに伴い、その地位が向上した食品がある。
 その双璧は納豆とホルモンだろう。

 納豆は今以上に、庶民の朝食の定番おかずだったが、それは手軽さもさることながら、ほかに大したおかずがなかったからだろう。
 今みたいに、健康やダイエットを意識して食べていたとは思えない。
 それが今や健康食品の代名詞になった感がある。

 ホルモンに至っては、昔は食べ物ではないとばかりに、それこそ廃棄していたものだ。
 それがどうだ、今や若い女性が、街の焼肉屋やホルモン焼屋で、ヘルシーだからと、その畜生の臓物をこぞって食している。

 麦飯も、玄米や五穀米とともに、健康食として持てはやされている。
 その昔は、当時の蔵相が「貧乏人は麦を食え」と言ったように、麦飯は貧乏人の粗食の象徴だった。

 昔は質素なおかずの代表だった豆腐やもやし、サバやサンマも、低カロリーの健康食として、その地位を向上させた。
 それらはすべて底辺から時流に乗り、その存在意義が認められた、要は他力本願の見本みたいなものだ。

 Amazonで販売している拙著も、現在の底辺から、著名人やインフルエンサーの他力で、世間に存在意義が認められないものかなぁ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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