ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活』

2018-04-07 13:55:57 | 最近読んだ本
鈴木猛夫『「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活』(藤原書店)

第二次世界大戦後、
日本人の食生活はすっかり変わってしまいました。

伝統的なご飯、味噌汁に漬物といった和食から、
ハンバーグ、スパゲッティ、パンといった洋食へ。
肉類、パン、乳製品、油脂類の摂取量は
急激に増えたのです。

今では当たり前の食生活かもしれませんが、
日本列島で人が食べてきた
長い長い年月を考えると、
その変化はあっという間でした。

それには、アメリカで用意周到に計画された
小麦戦略があったのです。
アメリカの農産物や家畜飼料を
売り込む計画が
しっかり立てられていました。

日本のほうでも
戦後の栄養不足から、
欧米式の栄養学がいいものとされ、
欧米型の食生活を目指すようになり、
「栄養改善運動」が進められました。

それでお互いうまくいった……
はずでしたが、
欧米型の病気も
一緒に増加するようになったわけです。

そのあたりの事情が
とくにアメリカの戦略や日本の状況が
分かりやすく説明されていて、
そういうことだったんだ、
と大発見でした。

当然、和食の良さを見直そうという
提言もされています。

体は日々食べるもので
つくられています。
長年日本人が食べてきた
和食を大切にしたいものです。
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『あなたの不動産が「負動産」になる』

2017-12-03 23:37:22 | 最近読んだ本
吉田太一『あなたの不動産「負動産」になる』(ポプラ新書)

すっかり有名になった遺品整理業キーパーズを営む吉田氏が、
遺品と一緒に不動産も処分してもらえないかという
相談を何度も受けるようになり、
不動産も扱うようになりました。

もはや、大切な財産だと思っていた不動産が
負動産になり得るということを
実際にあった数々の話をもとに
警告しています。

あ!分かる分かる!
そこでピン!ときたのは、
バブル期に建てられた越後湯沢のリゾートマンション。

以前に、本当に10万円で売っていることを
紹介しました。

10万円でも売れない
そんなマンションを相続してしまうと
修繕積立金、管理費、固定資産税を
払い続けなければなりません。
アリ地獄のようなものです。

地方都市や過疎化した町でも
同じことが起こっているというのです。

さもありなん。

親が一所懸命働いて買った
一戸建てやマンションも
子どもが巣立っていき、住む場所もあって、
もはや戻ることがなくなると
相続の段階になり、
どうするか考えることになります
(そうなる前に対策を考えましょう、と著者は提案しています)。

地方都市だと、
駅からバスや車を使わないと行けないような
場所にあると即!「負動産」となり得ます。

つまり、売れないし、貸せるチャンスもないということ。
それなのに、マンションであれば
修繕積立金、管理費、固定資産税は払い続けなければなりません。
一戸建てでも固定資産税は払う必要があります。

高度経済成長期に建った団地も築年数が40~50年となり、
4階建てでもエレベーターがないなど使い勝手が悪く
なかなか売れないそうです。
そういった団地は高齢化が進み、周りの商店も閉まっているところが増えています。
リノベーションをうまく進めて再生を図っているところは
ごくわずかあるとは思いますが。

不動産は立地が重要です。
先祖代々住んでいるという家は別として、
買う場合に立地を十分に考えて買うこと、
それが不動産が負動産に化けることを避ける良き方法です。
とはいえ、それは自分で買う時に考えることであって、
親がもう買ってしまって何十年も住んできたわけだから
いまさら遅い、となる事例が
これから続々と出てくるでしょうね。

そこで重要となるのが、
所有している不動産がどれぐらいの価値があるか、
また親の住んでいるところがどれぐらいか、
それを知っておくこと。
私、結構そういうことを調べるのが好きなので、
信頼のおける不動産屋の人に査定をお願いして
調べたことがあります。
ほぼ自分が考えているものと同じでした。
が、ショックだったのは、その人が
ある日突然退職してしまったこと!
とても信頼していたのに、残念です。

あ、話がそれてしまいましたね。
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『世界一訪れたい日本のつくりかた』

2017-10-18 17:48:49 | 最近読んだ本
デービッド・アトキンソン『世界一訪れたい日本のつくりかた』(東洋経済新報社)

国宝などの修復を手掛ける小西美術工藝社の社長を務める
デービッド・アトキンソン氏が
どうすれば日本が観光立国になることができるか、
現在の問題を鋭く指摘しつつ、
さまざまな提案をしている。

これまで日本では日本人向けの観光という意識しかなく、
旅館も長期滞在することを前提としていないし、
スキー場も同じこと。

そういった意識を変えていかなければ
外国人観光客を受け入れていくことはできない。

そもそも日本には5つ星ホテルが少なすぎるため、
富裕層を取り込めていない。

5つ星ホテルをもっと増やすべき。

現状、日本には28軒のみ。
タイには110軒もある。
インドネシアでも57軒。
アメリカは755軒。

この差は歴然としていますね。
これにはびっくりしました。

個人的には、東京に
外資系のホテルが増えすぎて
うれしくない状況だと思っていたので。

著者はゴールドマン・サックスなどで働いていた経験もあり、
とにかくきちんとした統計をもとに
書いていて説得力があります。

内向きな日本人が気付かない
広い視点も持っています。

とても参考になる名著でした。
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『アメリカが隠しておきたい日本の歴史』

2017-07-06 21:56:26 | 最近読んだ本
マックス・フォン・シュラー
『アメリカ人が語る アメリカが隠しておきたい日本の歴史』(ハート出版)

和英対訳になっている
珍しい本です。

著者は米軍の海兵隊員として
1974年に来日。
40年以上、日本に住んでいます。
韓国にも住んだことがあります。

アメリカ人では、
前に紹介したことがありますが、
ケント・ギルバートが
東京裁判は茶番だった、といった関係のことを
弁護士の立場から書いています。

こちらは元海兵隊員という立場で書いていて、
またまた興味深いです。

日本兵はそれほど残虐だったのか。

実は、アメリカ軍がもっともっと
残虐なことをやっていて、
それを隠したいために
日本兵の残虐さを広めていた、
プロパガンダとして。

韓国についても
相当はっきり書いてあります。

1922年に朝鮮半島に行った
アレン・アイルランドという英国人が書いた本を
参考にして書いているので、
当時の様子がよく分かるわけです。

詳しくはここでは書きませんが、
これは知っておいたほうがいいと思うことばかりですね。

これまで日本人が一次資料に基づいて書いた
その時代の話なども読んだことがあるので、
知っていることも多いですが、
裏付けされるとやっぱりね、
ということになります。

和英対訳なので、歴史的なことなど
英語でどう表現するかも勉強になります。

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竹内憲治『花と革命』

2017-05-18 19:03:37 | 最近読んだ本
竹内憲治『花と革命』(学苑社)

副題が「キューバ革命を生きた日本人園芸家の手記」
となっています。

いやはや、すごい日本人がいたんですね。

1931年から亡くなる1977年まで
40年以上にわたって
キューバに園芸家として住んでいた日本人がいたんです。

本当はアメリカに行くはずだったのに
途中で寄港したキューバに住むことになり、
まさに革命の前から革命そのものを体験します。

何度苦難が襲ってきても、
園芸家として生き抜きました。

昨年、テレビで紹介され、
私は観ていなかったのですが、
会社で観ていた人がいて、
この本のことを教えてくれたのです。

すぐに図書館で予約を入れて、
実に1年以上待ってやっと借りることができました。

その番組を観た人たちが一度に予約を入れたのでしょうね。
よくあることです。

1977年に発行された本は
中央図書館の保存庫に入っているもので、
紙の色もすっかり変わっています。

テレビ番組のおかげで
急に脚光を浴びて
本も喜んでいることでしょう。

40年以上暮らしたキューバで
園芸家として献身的に生きていた人がいた、
それは知っておくべきことですね。
日本人として誇りに思う、
そんな表現がぴったりです。

キューバに行ってみたくなったりして。
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『週1断食で万病が治る』

2017-04-18 18:19:30 | 最近読んだ本
三浦直樹『週1断食で万病が治る』(マキノ出版)

瞑想断食会に参加してから、
こんな感じの本をまた読んでいます。

こういった本で共通していることは、
とにかく半断食でも、週1断食でも、
24時間断食でも、
断食するといいことがたくさんあるということ。

この本では、気軽にできる方法として
週1日、2食抜く断食を勧めています。

断食の効用
1 内蔵が元気になる
2 有害物質が排出される
3 免疫力が高まる
4 血糖値が落ち着く
5 余分な脂肪、コレステロールが消費・排出される
6 エネルギーを有効活用できる
7 精神が安定する
8 閃きが起こりやすくなる
9 五感が敏感になる

ですよ。

そりゃそうだ。
どれも説得力がありますね。
自分自身で実感できたことばかり。

著者は関西在住の開業医。

断食療法も取り入れた医療を行っています。
いいですね、こういう医師。
こういう医師が増えてくるといいのですが。

でも、製薬業界に蹂躙されている
大多数の医師は薬出さないといけないから、
そういうことになっていますよね。

薬なんていらないのに。
飲む必要がないのに飲まされている。
化学物質だから体にいいはずがないのに。

断食は無理としても、少食にするとかね。
1食抜くとかね。

ところで、三浦氏は
瞑想断食会を主催している天外さんと同じ
野口法蔵氏の門下生で、
断食会を年4回開催しているそうです。

だから、本がすらすら読めて、
内容もするっと入ってきたわけですね。
実際、1日で読めました。
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『3日食べなきゃ、7割治る!』

2017-04-11 17:53:24 | 最近読んだ本
船瀬俊介『3日食べなきゃ、7割治る!』(三五館)

分かりやすいタイトルですね。
まあ、あの船瀬氏の著書なので、
内容的にあおっている感ありありです。

でも、瞑想断食に行ってきたばかりなので、
よく響く内容です。

つまりは、
現代人は食べ過ぎだと。

そりゃそうですよね。

1日3食しっかり食べましょう。
朝食は抜かずに食べましょう。

それを忠実に守っている人が
病気になっていく。

治療に断食を取り入れることで結果を出している
(病気が治っている)
医師を紹介しています。

プチ断食(朝食を抜く)、一日断食、三日断食、
野菜ジュース断食などなど、
いろいろな断食法も紹介されています。

断食の効用。
1.体質を変える>>体の大掃除で自己治癒力を呼び覚ます
2.快感をもたらす>>朝食抜きこそ体にいい
3.エネルギー利用法が変わる>>頭が冴える
4.宿便を排泄する>>万病の原因「血液の汚れ」を浄化
5.環境毒を排泄する>>最強のデトックス効果
6.自己融解を起こす>>体の悪いところが分解、排出される
7.遺伝子を活性化する>>老化を防ぐ
8.スタミナをつける>>腹が減るほど元気になる
9.免疫力を上げる>>自然治癒力が高まる
10.活性酸素を減らす>>酸化を防ぐ

いいことづくめですね。
断食をしたばかりなので、
実感として分かります。
病気が治ったとか良くなったとか、
そういうことではないから
より健康になった、という実感です。

そもそも病気を治す、癒すには、
少食、笑い、感謝、長息、筋トレがいいそうです。

長く呼吸をすること、
特に吸うより吐く時に長く吐くこと。
筋トレといっても、厳しいトレーニングではなく、
例えば、両手を胸の前で合掌して押し合う、
両手を組んで引っ張り合う、
といった簡単なものです。

いずれにしても、
食事を減らす/食べないことで
効果は抜群!

(多少の)飢餓状態を経験することが
健康維持にはいいわけですね。

週1回、朝と昼だけ抜く断食を
取り入れてみたいものですが。

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『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』

2017-03-30 19:10:07 | 最近読んだ本
江崎道朗『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(祥伝社)

とても興味深い本です。

東京裁判は茶番だった、
日本が戦争を始めるように
アメリカは仕掛けた、
といった関係の本を何冊か読んでいますが、
この本ではまた新たな展開を見せてくれます。

アメリカが仕掛けた戦争、
その部分はこれまで読んだ本の中で
何度も出てきたので、
だいたい分かってきていたつもりでしたが、
最近読んでいる本の中で
「ヴェノナ文書」という表現を何度か見ました。

もう少し知りたいと思っていたところで
この本が一気に教えてくれたわけです。

へぇ~、そういうことだったのか!
歴史って面白い!

つまり、こういうことです。

アメリカが戦争を仕掛けたと思っていたのに、
実は、ソ連がアメリカにスパイを
たくさん送り込んでいて、
ルーズベルト大統領の側近もスパイだった、
結局はアメリカも知らないうちに
ソ連の思いのままになっていた、
そういうことらしいです。

それを裏付けることになったのが
「ヴェノナ文書」の存在。
ソ連の暗号を解読したもの。

現在、その元の本も読んでいるところです。

この本はアメリカ側の視点で書かれていて、
アメリカで歴史の見直しが始まっている、
戦争をしたのは民主党政権であって、
それは間違っていた、
といった見方が出てきているそうです。

日本ではなかなか伝えられない情報ですね。
もう少しこういった分野の本を
詠み進めていきます。

もっと本の内容を詳しく知りたい方はこちら(アマゾンです)へ。
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『英国人記者が見た 連合国戦勝史観の虚妄』

2017-03-09 18:05:01 | 最近読んだ本
ヘンリー・S・ストークス
『英国人記者が見た 連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書)

最近、こういった本をよく読んでいます。

アメリカ人弁護士のケント・ギルバートが書いたものも
弁護士だけあって説得力がありましたが、
ストークスは50年という長きにわたって
日本で特派員を務めてきたイギリス人ジャーナリストで、
こちらも書いていあることに説得力があります。

敗戦を経験して、
日本だけが悪者になっているが、
そもそも植民地支配をしていたのは
ヨーロッパ列強。

慰安婦問題も南京大虐殺も
プロパガンダによって
一人歩きしている。

日本はもっと事実を
きちんと世界に向けて
発信するべき。

こういった本を何冊も読んでいると、
だいたいの流れが分かってきます。

日本に長年住んでいるからこそ、
日本人しっかりしろ!と。

同じ著者が書いた
『英国人記者が見た 世界に比類なき日本文化』
という本もあります。
日本文化の素晴らしさを紹介してあります。

両方ともオススメ!
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『米国人弁護士が「断罪」 東京裁判という茶番』

2017-02-22 18:33:54 | 最近読んだ本
ケント・ギルバート『米国人弁護士が「断罪」 東京裁判という茶番』
(KKベストセラーズ)

一連のケント・ギルバートの著作シリーズ。
あ、別にシリーズ化しているわけではないですけどね。

真珠湾攻撃はアメリカが仕掛けた罠、
東京裁判は茶番だ、
という例のお話です。

以前に紹介した本()を
見ていただくと、
その流れで読んでいることが
お分かりいただけると思います。

こういった本を何冊か読んでいるので、
今回の本は
読んでいてとても理解しやすかったです。

まとまりも良かったと思います。

日本に長く住んでいるとはいえ、
アメリカ人のケント・ギルバートが
アメリカの陰謀をこれだけ暴くのは
複雑な心境もあったことでしょう。

でも、アメリカ人が敢えて書いているからこそ
説得力があるし、
勇気づけられます。

みんなに読んでほしい本。

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