ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

中野善壽『ぜんぶ、すてれば』

2020-08-27 18:16:16 | 最近読んだ本
中野善壽『ぜんぶ、すてれば』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

潔いタイトルです。
ぜんぶ、すてれば。

タイトルを見ただけで、内容がなんとなく
想像できますよね。
はい、その通りの内容です。

伊勢丹、鈴屋で新規事業の立ち上げを成功させ、
台湾でも活躍、
寺田倉庫の社長となり大改革を遂行。
というお方です。

言っていることがとてもシンプルで分かりやすいです。
説得力もあるし。

今日がすべて。
今日を楽しく、夢中になれることに集中する。
人の評価は気にしない。自分自身が納得できるか。
目標はいらない。がんばり過ぎたら、やめていい。
世の中に安定はない。常に流れるのが自然の摂理。
捨てるセンスを磨く。
捨てる以前に、持たなくていい。家もクルマも、時計さえも。
所有は安定を生まない。ものを捨てれば、自由になれる。
持ち歩くのは、小さな鞄一つでいい。
予定を捨てる。ひらめきのための余白をつくる。
飲み会を捨てる。人間関係はがんばって広げなくていい。
慣れを捨てる。見知らぬ人との会話が刺激になる。
執着を捨てる。精神の自由を選ぶ。
過去の残像を捨てる。いつも新鮮な自分でいる。
自力にこだわらない。他力を借りれば、なんとかなる。

タイトルだけを並べてみましたが、
これだけで内容は分かりますよね。

本当に「持たない人」のようです。

少しでも近づきたいものですね。
涼しくなったら、いつもの目標「モノを半分に減らす」を
実行したいです。するぞ!
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小林宙『タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ』

2020-06-23 17:50:00 | 最近読んだ本
小林宙『タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ』(家の光協会)

図書館の休館が続いたため、
予約していた本が烏山図書館に届いていたのに
ずーっと取りに行けなかった本のうちの一冊がこれ。



図書館が再開されて、早速、確保してきました。

小林宙(こばやしそら)というタネが大好きな少年が
中学3年生で起業したというお話です。

私はタネのことに以前から興味があって、
野口種苗店(こちら)にも行ったことがあるし、
店主の野口氏の講演会にも行ったことがあります。

先日閉会した国会では見送られることになりましたが、
種苗法改正のことも気がかりです。

大多数の人は、タネ?なんでそれが重要なの?なんで問題なの?
というでしょうが、大きな問題なのですよ。
そのあたりを分かりやすく、
あくまで中立の立場で説明しているのがこの本。

著者はとにかく小さい時からタネが大好きで、
いろいろ野菜を育てたりしていた。
両親や祖父が長野や新潟、岩手に帰省する時には、
その近くにある種苗店に連れて行ってもらっていた。

種苗店には、その地域でしか栽培されていない野菜のタネを売っていることを知る。
ところが、かかわっている人は高齢者が多い。

地方の種苗店で見た伝統野菜のタネを未来に残すべく、
全国に流通させたいとの思いで
中学3年生の時に立ち上げたのが、
鶴頸種苗流通プロモーション(こちら)。

鶴頸は「かくけい」と読みます。
とにかくすごい高校生です。
中学3年生で起業するのもすごいし、
なにがすごいというと、
タネの未来のことを真剣に考えていること。
それも、あくまでも中立の立場で、
あくまでも自然体で。
素晴らしいというより、素敵です。

高校生だからというより、
タネの未来を真剣に考える人として
心から尊敬し、応援したいです。

ぜひご一読を!

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葦原瑞穂『黎明』

2020-05-04 22:35:31 | 最近読んだ本
葦原瑞穂『黎明』(太陽出版)

GWの五連休の折り返し地点の日。3日目。
あとわずか2日となりました。

外出自粛が続く中、五連休は、
読書と部屋の片付けを集中的にやる予定を立てていました。

図書館が5月31日まで休館となってしまって、
予約していた本は取りに行けなくなったものの、
手元にあった借りている本は当分返さなくてもいいことになりました。
借りている本は5冊ありますが、
そのうち2冊は何カ月も前に予約していてやっと手に入れたもの。
そのうち1冊は、前に一旦予約して何カ月も待って借りたものの、
ページ数が多すぎて2週間では読めずに返却して、
また予約を入れていたものです。
623ページもある『黎明』という本。

五連休は、午前中に読書をして、
午後は、まずクローゼットの棚を半分に減らすことを目標に整理し
(あくまで目標です)、ウクレレのタブ譜(楽譜にあたるもの)も
弾いてみながら整理したり、
ビデオ、CD、カセットの整理にも着手する計画でした。

ところが、『黎明』を読み始めたら、
そんなことをしている場合ではない!と、
五連休の3日目まで、掃除・洗濯・お菓子づくり以外、
ひたすら読書です。

すごい本なんです。
こんな本に初めて巡り逢いました。
といっても過言ではありません。

いわゆる精神世界系のお話で、
そういった話を項目別に、総合的に、分かりやすくまとめてあります。

目に見えない世界や人生の本当の目的について
知らない人には、???の連続かもしれませんが、
ひと言で言うと、人は宇宙と一体である、
そのことがさまざまな形で説明されています。

本には著者のプロフィールが全く書いていなくて
謎めいた人ですが、
実は、2016年に山梨県の中央高速で交通事故(自損)で亡くなっています。

読み始めた時には、その豊富な内容から経験豊富な70代ぐらいかと思っていましたが、
63歳で亡くなっているので、この本が出版された1998年には40代だったことになります。
これにはさすがにびっくりしました。

インドで修行した経験があるようで、
サイババやアンマ(人を抱きしめる活動を続けている聖人女性)の話も出てきます。
アンマが来日した時も関係者として参加していたようですね。
一時、その団体の勉強会に参加していた時があるので身近に感じました。
ヨガナンダの『あるヨギの自叙伝』からもさまざまな話が引用されているし
(3回読んでいる愛読書です)、
インド哲学勉強会で繰り返し学んでいるようなことも出てきて、
とにかく非常に興味深い内容です。
それ以外でも、これまでにバラバラに得ていた知識を整理するのに、
これほど最適な本はありません。

やっと3分の2まで来ました。
すごい本!だと感動しながら、ワクワクしながら読んでいるので、
とにかく早く読み切りたいです。
とにかく読書最優先です。

図書館で借りたものは1998年発行の初版本ですが、
新版も出ているようなので、
ご参考までに⇒アマゾン新版、レビューはこちらを参照。

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『あなたの人生、片づけます』

2018-12-20 18:13:39 | 最近読んだ本
垣谷美雨『あなたの人生、片づけます』(双葉社)

いい本を見つけました。

本屋さんで並んでいた
『あなたの人生、片づけます』というタイトルを見て、
人生を片づけるためのやり方を紹介してある本かと
てっきり思って、
ちょっと読んでみたくなり図書館で借りてきました。

ところが、小説だったのです。

小説はほとんど読むことはありませんが、
これは別でしたね。
どんどん吸い込まれていく感じ。

片づけられない人のところに
「片づけ人」が参上して
片づけを促す、
だけでなく、人生そのものを変える。

日本全国でありがちな光景も。

つまり。

実家の片づけ問題ですね。
親が片づけられなくなっていて、
娘がその「片づけ人」を送り込む。
それで、片づけが進む。

あ~、これこれ!
私も必要だわ、こういう人!

他人事ではない気持ちで
一気に読みました。
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服部みれい『なにかいいこと』

2018-09-12 18:08:53 | 最近読んだ本
服部みれい『なにかいいこと』(PHP文庫)

以前に読んだ本の中で紹介されていた本。
そういうパターン、多いです。

紹介されていて気になって
図書館で予約。
人気がある本だと何週間も
場合によっては何カ月も待たされます。

で、手に入ったころには、
どの本で紹介されていたっけ……
と忘れてしまう始末。

でも、これは覚えています。
あるご隠居さまが書いた本で紹介されていました。

シンプルな内容である上、
自分ですでに実行していることがほとんどなので、
通勤電車の中でさらさらっと1日で読めました。

やりたいことをやろう
自分にも種まきを
しないことを決めよう
すべて、わたし
いらないものを手放そう
その気にならないことは(しない)
直感を信じる
自然の流れに逆らわない
すぐにやる
エネルギーの高いものを選ぶ
加工食品を減らす
白湯を飲もう
近くのものを食べよう
洗剤を自然のものに

ふんふん。こういったことは
普通にやっていますね。
家の中に洗剤と呼べるものはありません。
せんたく石けんに食器洗いも石けん、
お風呂用も一番シンプルな石けん、
お掃除用には重曹。それだけです。

新鮮だったこと。

髪型を変えよう
部屋に話しかけよう

長い髪には長年の思いや記憶がしみついているとか。
切ってさっぱりしましょう、と。
部屋に話しかけるのもいいアイデアですね。

これからもっと意識したいこと。

月の満ち欠けを意識する
裸足で土を踏みに行く
テレビを観ない日を(つくる)
ふき掃除をしよう
きれいな傘を買おう
朝日や夕日をあびに行く
苦手な人にヒントあり

やろう、やりたいと思っていても
なかなかできないことがあります。
ま、本気でないってことですけどね。

折り畳みの傘が壊れてしまっていて、
新しい傘を買いたいのですが、
いざ探してみると見つからない!
何カ月も探しているのに~。

いろいろ書き出してみると、
意識できるからいいですね。
意識するというところがポイントです。
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『524人の命乞い 日航123便乗客乗員怪死の謎』

2018-08-02 17:52:30 | 最近読んだ本
小田周二『524人の命乞い 日航123便乗客乗員怪死の謎』(文芸社)

すごい本を読んでしまいました。
すごい本を紹介してしまいます。

1985年8月12日に起きた日航機墜落事故
(この本では「事件」と称しています)、
それが事故ではなく
「自衛隊が無人標的機を旅客機に衝突させ、
その不祥事を隠蔽するために乗客乗員を抹殺した。」
と紹介しています。

この事故(事件)によって次男と長女を失った著者が
不可解・不自然な部分を追及していきます。

読み進めていくと、
確かに不可解なことが起きていたことが分かります。

墜落して間もなく米軍のヘリが現場に向かっていたのに、
救助活動を阻止されたこと、
自衛隊のヘリがオレンジ色の物体を引き上げているところを
新聞記者が写真に撮っていて、
それが次の朝の朝刊に掲載される予定だったがボツになったこと
(日航機にはオレンジ色は使われていなかった)、
圧力隔壁が破壊されたことが事故原因とされているが
圧力隔壁が破壊された場合に起きるはずのことが
生存者の証言によると起きていなかったこと、
そのほか、数々の不可解なことが起こっていたのです。

証拠隠滅のために、生存者を殺してしまったという情報もあります。
飛行機には使われていない物質が現場で見つかったり、
事故ではあり得ないような状態の遺体が見つかったり。

隠蔽されて情報公開されていないことが山ほどあるようですが、
小さな証拠を一つひとつ集めて、
ほころびを見つけていく。

33年も経っているのに不可解な謎は解かれないままです。

著者が遺族ということもあり、
非常に説得力があります。
原因究明に対する執念も大いに伝わってきます。

この件に関する本は何冊も出ているようで、
今後も何冊か読む予定です。
最新刊としては、こちらがあります。
ぜひ読みたいですね。
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木村秋則『リンゴの花が咲いたあと』

2018-07-31 17:51:12 | 最近読んだ本
木村秋則『リンゴの花が咲いたあと』(日経プレミアシリーズ)

無肥料・無農薬で育てる「奇跡のリンゴ」で
一躍有名になった木村秋則氏。

講演会に行ったことはご紹介しました(こちら)が、
会場で売っていたのがこの本。

買わずに図書館で借りて読みました。
まあ、いつものパターンです。

奇跡のリンゴが話題になっているころ、
何冊か読みました。
本人が書いたものや、ほかの人が書いたものも。

とにかく、その生き様が強く印象に残っていました。

今回の著書では、その後の木村さんのことが
よく分かります。

自然栽培を広げるべく、
日本国内だけでなく海外にも出かけていきました。

ダライ・ラマ十四世にも会ったし、
オノ・ヨーコにも会いました。

各地に出かけていき、家にいることが少なくなり、
その間、リンゴたちは元気をなくしていった。
奥様も倒れてしまった。
木村さんも胃ガンを患うことになってしまった。

これは講演会の時にチラリと伺った話ですが、
確かに、自然栽培を広げようとしている本人が
ガンになってしまっては……との思いだったのでしょうね。

ステージ4と言われながらも
強い生命力で復活。
お元気な様子は、先日の講演会でも
この目で確かめてきました。

中国の「危険な食品」は避けたい、
という消費者がたくさんいて、
国産であれば安全だと勘違いしている人が
いかに多いことか。
ヨーロッパと比べて規制が甘い日本。

東京オリンピックの時に
日本の食品は危険だから
食べるものは全部持っていく、
という国もあるそうですね。

自然と共に暮らしてきたはずの日本人は、
すでに自然の恵みをすっかり忘れてしまっています。
自然のありがたさを忘れないでいたいものです。
そんな意味でも、自然栽培には注目したいですね。

著書の中で紹介されていた
自然栽培の野菜を扱う店にも
近いうちに行ってみたいと思います。
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大原扁理『20代で隠居』

2018-07-19 18:33:40 | 最近読んだ本
大原扁理『20代で隠居 週休5日の快適生活』(K&Bパブリッシャーズ)
大原扁理『年収90万円で東京ハッピーライフ』(太田出版)

大原扁理(へんり)の本を2冊続けて読みました。
東京で月7万円で暮らしている
その生活の様子を紹介しています。

まあ、2冊の内容はほぼ同じと言っていいですが、
いずれにしても
生活スタイルや考え方が
私とかなりかなり似ています。

読みながら、そうそう!私も!
そう思う!そういう生活している!
と何度も思いましたね。
金銭感覚も似ているかも。

もちろんこちらは会社員で
週5日働いているという点は全く違いますが。

著者は週2日だけ働いて、
生活するのに必要なだけ収入があればいい
ということらしいです。
それも、無理して節約しているというわけでもなく。

ストレスもなく、
毎日楽しく暮らす、
自由に使える時間もたくさんある、
通勤電車で押しつぶされることもない、
散歩もする、
図書館で借りて本をたくさん読む。

世間から距離を置いて、
振り回されることもなく、
しがらみもなく、
こだわりもなく、
楽に暮らしている。

「次世代型の隠居」と呼んでいます。

*****

郊外の小さなアパートを借り、
週に2日だけ働き、
人に迷惑をかけず、
友人は厳選した人が少しおり、
携帯は持たず、
テレビも持たず、
社交をせず、
たまには都会に出ていって贅沢もするが、
基本的に欲はなく、
こだわらない。
ただひとつだけ、現代社会と距離を置くことに、貪欲にこだわる。
そして自分の生活をこよなく愛し、楽しんでいる。

*****

いいですね~。

世間の目や会社にいいほど振り回されている人が多い中、
そのことにすら気が付かないでただ生きている人が多い中、
こういう本は貴重です。

ちなみに、著者は現在、台湾在住です。
台湾でも似たような生活をしています(こちらのブログ参照)。

著書が注目されていることもあり、
新刊を出したこともあり、
じわじわファン?が増えていると思われます。

数年前に最低限の持ち物で生活する
ミニマリストが話題になりましたが、
それとは違う「隠居」さんですね。

自分の生活を見直すにも
こういう本を詠むのはいい機会となります。

あ、でもね、モノを半分に減らそう!という計画は
夏の間は頓挫しています。夏は仕方ないね。
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本田直之『ゆるい生き方』

2018-05-27 23:35:29 | 最近読んだ本
本田直之『ゆるい生き方』(大和書房)

図書館で、今日返却された本コーナーで
偶然見つけました。

分かりやすくて、
そうそう!と思いながら
スラスラと、
1日で読むことができました。

仕事は仕事としてやり、
プライベートライフは
仕事とは切り離して、
何事にも縛られずにゆる~く
生きようというもの。

物事に白黒つけない
何事も60点主義で考える
人生を競争しない
贅沢品のために働かない
ムダを削ってシンプルに生きる
「広く浅く」の付き合いはしない
他人と比較しない
トレンドに翻弄されない
モノを減らして身軽になる
貰いものをしない
積極的に他者をほめる

ふんふん、いいですね、そういうの。
基本的に私も実行していますよ~。しているつもり。

あ!私も!と思ったのは……

年賀状を書かない
エレベーターの「閉」ボタンを押さない
お土産を買わない

エレベーターの「閉」ボタン問題は、
「開」ボタン問題とともに
私は大きな問題だと思っています。
エコという観点から見ても。
そのままボタンを押さずに
自然に任せておけばいいのです。
わざわざ強引にみんなが押すから
電気代が余分にかかるのです。
ありがた迷惑です。

年賀状を書かないことにも賛成です。

ひぇ~、と思ったのは……

朝はテレビをつけない
寒い季節でも重ね着しない

理想なのは……

早寝早起きではなく「早起き早寝」を
満員電車を避ける

いずれにしても、
シンプルに考えて
シンプルに暮らし
自由に生きる、
ですね。
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野口法蔵『人間の頂』

2018-05-25 17:51:46 | 最近読んだ本
野口法蔵『人間の頂』(PHP研究所)

座禅断食会の元祖主催者である
野口法蔵師による書。

カメラマン時代の話から
インドやチベットでの体験など、
日本で普通に生活している日本人には
考えられないような話が
次々と出てきて、
とても興味深く読み進めることができます。

その中で、インドやチベットの
輪廻転生に基づく死生観を
よくよく伝えています。

現代の日本人に欠けているのは
確固たる死生観。

死生観がなくて、
生きることばかりを考えているから
不安になったり、
病気になると突然取り乱してしまう。

インドやチベットの人々は
はっきりとした死生観を持ち、
生きている時にいかに徳を積むかが
来世にかかわってくるとしている。
徳を積むにも、
人知れず徳を積む。陰徳。
たとえ人に親切にしても、
お礼がない、とか、
親切にしてやったのに、とか、
そういう考えがあると
徳を積んだことにはならない。

死生観を持てば、いかに生きるか、
必然的に分かってくる。

人間、死ねば終わり、ではなくて、
生きているうちに徳を積んで
精神性を高めて
次のより良い来世につなげる。

私もその考えが好きです。
世のため、人のため。

このあたりの考え方は
インド哲学の勉強会でよくよく勉強しているので、
すんなり入ってくるところです。
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