虹色仮面 通信

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迅速

2013-02-21 09:21:21 | スポーツ
2020年五輪実施競技からの除外対象にレスリングが俎上したのにはビックリした。
そして、残りの枠が1つしかないという。

正直なところ、古代五輪以来の伝統競技であるレスリングが除外(検討)の対象になるとは思ってもみなかった。

それは国際レスリング連盟(FILA)も同様だったらしい。
何たって五輪の原点スポーツであるのだから…。
しかし、それだけでは継続していく理由にはならないという。

報道によると、国際オリンピック委員会(IOC)に対するロビー活動が成されなかったことも一因といわれているし、競技の見栄えが良くない(テレビ人気が高くない)ことも一因とのこと。

これは近年のオリンピックが、極めて商業主義に傾いており、競技の背景や歴史に関係なく、巨大な権利ビジネス主導である事実を改めて内外に示したのだ。
また政治的な思惑や振る舞いが、現代のスポーツには大きく影響することも浮き彫りになったニュースといえる。

ただ、その厳しい状況を踏まえ、FILAの対応は迅速だった。
人類最強と称されたカレリンを広告塔に起用し、存続に向けたアピールが始まるという。
またグレコローマンスタイルのルール変更や女性委員会の設置など、IOCのリクエストに対する対応も素早かった。
どこかの国の柔道連盟とは大違いです。

5月のIOC理事会で、野球・ソフトボールなどの8競技から絞り込みをされ、9月のIOC総会で残り1枠が決定する。

五輪から陸上がなくなるのも変な感じだが、レスリングがなくなるのも(個人的には)しっくり来ない。
もし、今回の件で夏の大会から除外されたのなら、冬季競技として生き残りを図っていくのも一考ではないか?
レスリングは室内での競技だから、冬でもそんなに面倒なことにならないだろう。
問題は他の国際大会のスケジュールを調整する必要も出てくるだろうが、生き残るためにはそんなことも言ってられないと思う。

事の推移に注目したい。

ps、グレコローマンスタイルは確かに分かりにくいんだよなぁ。

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