虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

絶滅危惧種

2012-02-10 09:50:35 | 乗り物
クルマの世界で絶滅危惧種といえるものに、MT(マニュアル・トランスミッション)とFR(フロントエンジン・リアドライブ=後輪駆動)が挙げられよう。

そのどちらも両立した国産FRスポーツがこの春、発売される。
その名は「トヨタ86」と「スバルBRZ」だ。

この2台、トヨタとスバルが共同開発したFRスポーツカーで、若者でも手が届く価格帯でスポーツカーを提供すること。そして、クルマを走らせる楽しみ(面白さ)を求めたクルマである。

昨日、そのうちの1台「スバルBRZ」の展示車を見てきました。
やはり、スポーツカーは見るだけでワクワクします。

この手のクルマは決して実用的でもないし(必要不可欠ではない)趣味的要素の高いものですが、クルマ好きには惹きつけるものがあります。

展示車は6速MT仕様で、着座位置もとても低く、いかにもスポーツカー然としたものでした。
発売は4月初旬なので、試乗できるまで暫し待たねばなりませんが、今から楽しみでなりません。

このBRZや86に限らず、クルマは楽しく運転するのに限ると思いますし、走らされるものではなく、自ら走らせるものであって欲しい。
そのようなクルマを求めている層は、昔よりは少なくなってきたとはいえ、確実にいるはずです。

最近、若者のクルマ離れが進んだと報じられていますが、それは魅力のあるクルマが少なくなってきたのが大きな原因だと考えています。
そして、経済状況が悪化するのに伴い、買いたくても(高くて)買えないものになってしまったこと(=無闇に価格を上げたせい)もあるでしょう。

何もパワーがあって、速そうなものでなくても、そもそもクルマを運転することは楽しいのです。
そのような基本的な運転の楽しさを盛り込んだクルマをこれからも自動車メーカーには出して欲しいし、できることならMT車やFR車を無くさないで欲しいですね。
極端な話、受注生産で高くなってもいいから、残してもらいたいですね。

正直なところ、このようなスポーツカーは多くの販売台数が売れるとは思えません。
ただ、クルマ好きのあこがれになったり、メーカー(ブランド)の象徴にはなります。
このようなクルマをどのように育てていくか?
メーカーやファンの心意気が問われるような気がしています。

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