美しく、そしてぬくもりが伝わってくる石畳が好きです。
ここに何年間じっとこうして居続けているのでしょうか。
訪れた人は皆この石畳に視線を落とし癒されるのでしょうね。
何年も何人もの足跡を受けとめたこういう人の歩く「道」に
私はいつもパワーを感じるのです。
何年も時が流れ重ねた足跡でパワーが宿り、
そこを歩いて力を頂き、
自分の足跡もやがて次なる歴史の一部となる。
頂戴したら、次へ施す。
人の気が正しく循環しているようで。
友人と、ここ鎌倉浄妙寺にやってきました。
久しぶりに「動」の生活から抜け出し、
こういう歴史の足跡に触れると日本の和が持つ「静」の時間を敏感に感じます。
和というストーリーを語るに欠かせない庭。
心の奥深いところで静かな感動があります。
この感動はすぐ目の前にある庭だけに感じるのではなく、
浄妙寺の門をくぐりここにたどり着くまでのシチュエーションが大切なのでしょうね。
日々、より多くのことを感じ、よく考え、よく想う。
人生を豊かにしてくれるスパイスですね。
もちろん「食」がなければストーリーに彩がでません。
浄妙寺境内にあるレストランへ。
石窯で焼き立てパンの小麦の香りが
濃厚なビーフシチューのソースをしっかりキャッチ。
洋テイストのビーフシチューが、心なしか和に感じてしまうから不思議です。
空間から与えられる影響ってすごいですね。
続きはまた。