「クッキ」を見ました。韓国ドラマコテコテで、はまりました。
このドラマでの見どころは子役時代です。
BS2の録画で見たのですが全21話のうち初めの6話がずっと子ども時代なのです。
クッキはパク・チミという子が演じていますがとってもうまいです。見ていて泣けてきます。
どこかで見た顔だと思ったら天国の階段のチョンソをいじめるユリの子役をしていました。
天国の階段ではかなり大きくなっていて、実に憎々しい感じでそのあとの大人役のキム・テヒとのギャップが大きいなとの印象がありました。でも貧乏な感じがよく出ていました。
クッキでも貧乏でやせっぽちでいじめられてもくじけずにまっすぐに生きている女の子を演じていました。
笑顔がとてもいいです。
クッキの父は第二次大戦中、朝鮮独立軍に参加するため、妊娠している妻を連れ満州に渡ろうとしますが、日本軍に見つかり、妻はクッキを生んで死んでしまいます。
クッキの父はクッキを親友のソン・ジュテに託し一人出発します。
クッキはソン・ジュテ夫妻に育てられますが、使用人扱いでジュテの妻にいじめられます。
ジュテはクッキの父の財産を横取りします。
ジュテの娘シニョンは同級生のクッキを自分より下の人間として自分の都合のいいように利用します。
クッキは質屋の息子キム・サンフンにたびたび助けられます。
クッキは家出したシニョンといっしょに京城(キョンソン現ソウル)に行きますが、シニョンのお金を取られ2人は路頭に迷います。
倒れたシニョンは家族のもとへ戻り、クッキはお菓子職人のテファに引き取られます。
日本が敗戦し、朝鮮は解放されます。
独立軍は解散しクッキの父は故郷に戻ろうとしますが、ジュテの陰謀により射殺されてしまいます。
クッキの父とともに行動していたチェ・ミングォンはクッキを探しますが見つかりません。
ミングォンはクッキの父を殺した犯人を捜すとともにクッキの行方を探します。
大人になったクッキはキム・ヘスが演じています。
大人になっても苦労は続きます。
クッキはパン屋テファ堂の後継者となり、シニョンは韓国一の歌手になり、ミングォンは大統領秘書官になります。
また、子供のころのクッキを守ってくれていたキム・サンフンは高利貸しとなっていました。
4人はふたたび巡り合い、物語は動き始めます。
後半はこの4人のドラマが濃密です。
一人一人が主人公でドラマを作ってもいいくらいの濃さがあります。
実業界、芸能界、政界、金融界の内側を見せてくれます。
しかもクッキをめぐるミングォンとサンフンの恋愛、シニョンのミングォンへの恋など盛りだくさんです。
ちょっとラストがあっさりしずきかなとも思いましたが、途中では止められなくなるほど夢中になりました。
サンフン「人というのは先に愛した方が相手に向かって動くようになっているのさ。俺はお前に向かって動いて、お前はチェ秘書官に向かって動いている」