主人公は子どもの頃、親を目の前で殺されてしまいます。
死への恐怖感、目の前の愛するものの命を奪われているときになにもできない無力感、生への執着心を否応なしに経験してしまう。
こういう設定が多いのは、これ以上キャラクターの半生でドラマチックな設定はないからでしょうね。
で、ドラマのテーマは復讐になります。
子どもはだいたいショックで記憶喪失になります。
その記憶を取り戻す過程が謎解きになります。
悲しいのは、主人公は最終回で決して幸せになれないんです。
○ホンドとユンボクは顔のない肖像画の謎を解く。
ユンボクはついに子どもの頃の記憶を取り戻す。
ホンドはユンボクが10年間探し求めていた親友ソ・ジンの娘ユンであることを知る。
ソ・ジンがユンボクに残した言葉から、図画署の保存庫の2枚の絵を見つけたホンドとユンボクはその絵から真犯人が大行首キム・ジュニョンであることを知る。
ジュニョンはホンドとユンボクを失脚させるため、二人に画事対決をさせる。
ホンドは画事対決を逆手にとり、ジュニョンに罠をしかけ、破産させる。
ホンドとユンボクは宮廷を去る。
正祖はついに思悼世子の追尊を行う。
ユンボクはホンドを残し、一人旅立つ。
17話がとってもよくて、泣きそうになりました。
ユンボクが子どもの頃住んでいた家を訪れるシーン。
父、母、子どもの頃の自分に再会するユンボク。
ユンボクのすべてをわかってくれるホンド。
ラストに至るまでハラハラしどおしでした。
よいドラマでした。
ラストもオープニングにつながるにはこれしかないんでしょう。
これで、楽しみにしていたドラマが一つ終わりました。
○ジスとガンモの関係に気づいたドンベクはジスに冷たく接する。
ジスはドンベクの機嫌を直そうとドンベクが行きたかったと言った海へ飛行機に乗らずに行く。
飛び込み台でジスはドンベクにガンモとの関係を話し、海に飛び込む。
ドンベクも続いて飛び込む。
二人は仲直りする。
ソウルに戻った二人はジスの家に同居する。
ジスの弟サンチョルは二人の関係を疑い、ジスの家に行き、二人が同じ部屋に寝ていないことを確認する。
ドンベクとジスが海に飛び込むところ、よかったです。
こういう予想外な行動が出るとドラマに引き込まれます。
なんか、このドラマ見ると優しい気持ちになれていいです。
○大統領候補チョ・ミョンホ暗殺を防いだヒョンジュンとサウは、大統領となったチョ・ミョンホに大統領官邸に呼ばれる。
そこでヒョンジュンは幼いころ、父母と官邸に訪れたこと、交通事故、父母の射殺されたシーンを思い出す。
ヒョンジュンは自分が育った養護施設を訪れるが、何の記録も残されていなかった。
ヒョンジュンとスンヒは休暇に日本の秋田を旅する。
北朝鮮の核開発研究者の亡命を支援するため、ハンガリーへ行くヒョンジュンとサウとスンヒ。
ヒョンジュンは研究者から、十字架のネックレスを渡される。
血が飛散ります。
諜報活動の複雑な人間関係がまだよくわかりません。
NSSの会議室のシーンが「無敵の新入社員」とそっくりなのが笑えました。
○プヨソンは疑心暗鬼にとらわれ、誰も信じることもできない。
チャンは各地の官庁、貴族に自分に従うよう矢文を出す。
ソンファは新羅の影響がチャンに及ぶのを恐れ、新羅に戻る。
プヨソンがだんだんおかしくなってくるのが、ご都合主義みたいな感じではありますが、チャンが王様になるにはしかたないんでしょうね。
でも、こんなに百済が内乱しているのに、他国が攻めてこないのが不思議です。
NHKでグランジュデという番組で尾道の空き家再生をしている女性が出ていました。
あーうらやましい。
こんな生き方あったのかーと思いました。