仕事をする時はいつも「相手のことを思って」を心がけています。
上になればなるほど、お忙しいものですから、
書類を見ていただくときは、なるべく表紙に簡潔に情報(結論)を盛り込みます。
表紙を見て重要度を取捨選択していただけるようにし、さらに詳細をお求めになった時、
初めて次ページをめくっていただけるお時間を頂戴できると考えております。
長文を読解し、要約して提示する場合もあれば、逆もあります。
ご高覧中、疑問が生じるところがでてくるような箇所には、簡単な解説を加えます。
立ち止まって、検索するお時間を省く(代行する)ためです。
いつも相手(上司)には時間がないと考え、作成します。
書類作成時には、左の余白を多くとるようにしています。
綴じる為の配慮に加え、A4ファイルの長辺とじ、膨大な量を綴ってまいりますと、
後で検索した折、左の部分が見ずらくなってしまうからです。
承認印は右から左にいくほど役職が上になってまいりますので、
後で見た折、トップのご承認印が隠れてしまうことのないよう注意を払います。
細かなことですが、後々見る時のことを考えて・・・人事異動も考慮し、
作成書類には完成原稿だけでなく、過程(作成法がわかる経緯)も保存しておきます。
私の後を引き継いで作成する人だけでなく説明する人にもわかりやすく、を心がけて。
「仕事を属人化し、自分の価値をあげる」方(自己優先型)がいますが、
「情報共有」による成果と人材育成こそ真に職場を思ったやり方ではないかと考えます。
社内相手ではなく、社外相手(先方様、お客様)の場合、
相手のことを思った結果、上司を急かすなどして軋轢が生じることがあるかもしれません。
勇気のいることですが、対応者のイメージがそのまま社全体のイメージになりますから、
勇気を振り絞る価値あるものではないかと思います。
私は事務職ですが、事務職といえどもサービス業ではないかと思います。
相手を思って・・・上司のために、後輩のために、顧客のために。
「あなたがいなくなっても、まわっていきます」
これは組織としてあってしかるべき姿、当然の真理かもしれませんが、
その言葉通り受け止めて、誰がやっても一緒・・・と思いたくはありません。
結果は同じでも、過程に付加価値をつけることは可能なのではないでしょうか。
私は私にできる限りのことを模索したいものです。