第１５５３話 妻として、母として

人は、必ず、絶対、１００%、死を迎える。

余命宣告を受けた場合、前触れもなく訪れる場合、

どちらがいいのだろう・・・

不謹慎にもそんなことを考えていた２１日・水曜日。

 

２２日木曜日、

闘病中の小林麻央さんがご逝去されましたことを

ニュースで知り、様々な思いが交差する。

後悔のない生き方・・・誰もができるものではない。

心残りあるけれど・・・年齢に関係なくそれは訪れ、

人を愛し愛されて・・・誰も愛さず愛されずよりと

はかれぬ幸福度に、様々な思いが交差する。

 

母として　なんとしても　が伝わる日々だった。

生きる痛みに　祈りと解放　揺れる日々だった。

妻として　母として

清く　強く　美しく　生き抜かれました

小林麻央さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 

※関連話・第１３２６話「母として」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第１５５２話 商店街の香り

久しぶりの商店街。

小学生の頃、ほぼ毎日

祖母と一緒に商店街を歩いたことを思い出す。

祖母と歩いた商店街とは異なるけれど、

魚屋さんの匂い、

肉屋さんで売っているコロッケ、

買い物途中　よく二人でお昼ご飯を食べた　力餅食堂・・・

食べ物から日用品、衣服まで　不規則に並ぶ

商店街の香りが懐かしい。

 

スーパーでの買い物は無臭にて・・・

昔の生鮮食品(売り場)には匂いがあった。

香りから呼び覚まされる祖母との記憶。