愛する人の自死・・・
小川洋子著「凍りついた香り」
どうして?
永遠にわからぬ真意、
彼の謎を 香りと共に追う。
記憶の泉。
どうして?
残された人が その謎を
追わずにはいられない気持ちもわかる。
私もきっと手がかりをさがしてしまう。が、
自分の知らない彼の顔を知っていくのは
勇気がいるものだ。
彼をたどる旅。
私だったら? なぜ 私に
そんな過去を、そんな一面を
教えてくれなかったの?!
と つめよってしまいそう ww
繊細で美しい物語 であったが、
物語と関係のないところで
どうして 弘之は
涼子に何も告げずに、命を絶ったの?
どんなことがあっても 自死はいけない
という思いが 最初から最後まで。
(! そう思えるのが、いい作品か ww)