第2893話 研究対象・中年

2021年03月05日 08時00分00秒 | キャリアコンサルタントの志事

息子の「思春期」を調べた(前話)ついでに

自分の発達段階を確かめる。

 

エリクソンの発達理論(漸成的発達理論)

35歳~60歳・成人期。

この時期の課題は、世代性(生殖性)。

他者が育つことを助けることができるようになる。

それは、自分の子どものみに限らず、

部下、後輩など社会的なものに及ぶ。

これに失敗すると、自分のためだけに

力を使うようになるため、停滞が起きる。

自分以外のものを育てないと、

自分の殻に閉じこもる停滞が起きる・・・深い。

 

ハヴィガースト(発達段階に対応する発達課題の概念)

30歳~60歳・中年期。

10代の子ども達が、

信頼できる幸福な大人になれるよう援護。

中年期の生理的変化を理解し、

これに適応すること・・・

老年の両親への適応・・・深い。

 

レヴィンソン(生活構造的発達理論・成人発達理論)

40歳~45歳・人生半ばの過渡期。

自己の内部や外の世界との戦いの時であり危機を伴う。

本当の自分らしさの模索・葛藤を通じて

真の自己との 折り合いをつける時期であり、

真の自己を生きることを通じて

「個性」の確立が始まる。(ここでようやく!・・・深い)

主要課題は、「若さと老い」「破壊と創造」

「男らしさと女らしさ」「愛着と別離」

以上 4つの両極性の解決。

人生の半ばの過渡期があまり変化しなかった場合は、

50歳の過渡期が危機の時期になる。

 

ユングは、人生を日の出から

日没まで4つの時期に分け、

40歳前後を「人生の正午」として

人生最大の危機をもたらす転換期

中年の危機であると言っている。

 

なるほど。

「中年」、(想像以上に)大事!(笑)

発達段階から自分を見てみるのも 面白い。

私だけの問題と思われていることが

この世代が抱える問題だったりして・・・

気持ちが少し楽になる。

 

※ 当時(ユングの時代)で、40歳が人生の正午。

ということは、

私は、まだ おやつの時間にもなっていない(笑)

人生100年時代、まだ昼過ぎだと自分を励ます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第2892話 研究対象・思春期 | トップ | 第2894話 社員の「キャ... »

コメントを投稿

キャリアコンサルタントの志事」カテゴリの最新記事