職場で、同じ給料もらってて、
なのに、あの人は配慮されるのに
こっちは配慮されないっていうか
むしろ その人の分までがんばれ、
みたいなの、ちょっといらっとするよな。
分かる・・・高瀬隼子著
「おいしいごはんが食べられますように」
人生、そこそこうまくやっている二谷(男性)と、
皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川(女性)と、
上司に媚びることはできないけれど、
仕事ができて がんばり屋の押尾(女性)。
二谷と押尾、ふたりの視点から
芦原さんが浮き彫りになるけれど、
芦原さんの一人語り、ほんとのところ が
わからないので読者に嫌われる芦原さん。
この仕掛けが 面白い!
芥川賞受賞作。
それ以外の事前情報を知らず、
タイトルに異なるイメージを持って
読んでいたが、ここで こう終わるか!!
ラスト、幕切れの一文が すばらしい。
個人的な感想は、明日につづく
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