環状線(大阪のJR線)に乗るたび
思い出すことがある。
それは、大学4年生の就職活動の時。
車窓から見える企業を受けに行った時のこと。
就職氷河期と呼ばれた時代。
「君たちを雇うより、機械を買った方が・・・」
当時は、そんな言葉ひとつに傷ついてしまったが、
今にして思えば、そう言うことで
我々、志望者を鼓舞してくれていたのであろう。
今は「君たちを雇うより、AIの方が・・・」だろうか。
その企業とは 縁がなかったが、
だからこそ
今の勤め先と縁を結べたことを思うと、
人事万事塞翁が馬。
環状線に乗って 車窓から看板を見るたび
未熟だった あの日の私を思い出す。
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