第3506話 余命10年

2022年11月08日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

小坂流加著「余命10年 memorial edition」

映画と全く別物(ストーリー)だった。

読みながら 映画鑑賞として終わらず、

小説に至った自分の好奇心を称えたい。

 

よくある 余命ものだ と流さず、

読んで よかった・・・と心から。

 

私は 泣けるとか涙あふれること なく、

主人公・茉莉(まつり)が

苦しんで 考え抜いて 迷いながらも

真っ向から向き合い、懸命に生きる姿に

むしろ 強い光(命)を感じた。

改めて考える、どう生きるか。

 

病を抱えながら 思いを赤裸々に綴る

作者の創作エネルギーと

赤裸々といっても抑えるところは抑え、

見事に昇華させる精神力に 尊敬の念。

 

※ 個人的には小説と映画は全く別物 と

感じたが、原案ではなく原作(範囲)の謎。


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