高校入学、茶道部入部を基に、2年、華道部を加え、3年、着付け部がなかったので、
学外で習い始めるまで和がひろがっていった。
着物を自分で着ると、疲れる。
着物にはボタンやホックがないので、位置を決めたところを紐で固定していく。
私の場合、ここぞと位置を決めたら、そこを動かさないよう押さえる手に力が入る。
紐を結ぶとき、着くずれてはいけないと、きつく結ぼうとまた力が入る。苦しい。
そのわりに結び目が、最後、固くしっかりきまらない…。
上手い人は、紐を軽く交差させ、素早く巻いたかと思うと、最後、落とし込むように、ぐっと決める。
着つけられている私は、最後、うっと入るが、その後、不思議と苦しくない。
しかも、使う紐の数が少ない。要所要所にだけ。縛られない分、さらに、楽。
着つける人は最初から最後まで涼しい顔、あっという間に仕上げる。
上手い人は着物を脱ぐ時に至るまで、楽であるよう仕掛けてある。
紐をす~っとひっぱるだけで、ほどけていく…感動。
正確にいうと、私が着物を自分で着ると疲れる、かもしれない。
余計なところにばかり力が入り、肝心なところで、ゆるむ。
始終、気を張ってなくていい。要、要でいいようだ。
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