学童に迎えに行くと、上着を着ていない。
「上着はどうした?」
そこで息子はようやく どこかに置き忘れた上着のことを思い出す。
2人でお迎えまでに過ごした足跡を辿る。
「サッカー、して・・・あそこらへんに 置いたはずなんやけど・・・」
見ると、ない。
「忘れ物センターに届いてるかも?」
「じゃあ、Kはそっち、ママは、校庭内を探すから」
気づかなかったが、よく見ると、鉄棒の上に何かある。
上着は、もともと校庭、土の上に放置されていたであろうが、
見かねた発見者が、近くの鉄棒にかけてくださったと見る。
「あったよ」 息子に伝え、着せてやると、「冷たい・・・」と言う。
「そりゃ、そうだよ。 ずっと 寒いお外に放置されていたんだから」
「冷たいのは、さみしかったから やで。 ニコニコ笑顔の時は、あったかい で」
そんな息子の言葉をきくと、(結果も出ていないうちから思うのもおこがましいと知りつつ)
右往左往を繰り返すばかりの 私の子育ても (今のところ) 間違っていないのではないかと・・・
あたたかな喜びが込み上げた。
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