昨日は携行缶を推測したが、缶の種類は違っていた。
テレビの報道で、現物を映していたのを見たと言う知人が二人いた。
それは縦型ではなく、普通の横型の赤い物だった、という。
これで原因が判明した。さっそく推測してみた。
このタイプの缶で、ガソリンが噴出す条件は二つある。二つしかないとも言える。
① 缶が傾斜状態のときで、低い位置にメインキャップが有ったときにキャップを開けた。
これらの缶のデザインは、ホースを取り付けて給油する際に、全量給油しやすいよう
に、キャップが斜めに取り付けてある。つまり、満タン時にキャップ部分の反対側を持
ち上げると、あふれてしまう構造になっている。
缶の内圧が上がっているときに、これをやってしまったら、噴出してしまうわけだ。
でも、この場合は昨日の缶と違って、水平面より持ち上げられた部分だけしか噴出
しない。だから、あわててしまって、もう一つミスを加えてしまったに違いない。
② ガソリンスタンドで給油する際に、注ぎ口を少し持ち上げた状態で満タンにした。
この場合20リットルよりも、持ち上げられた分だけ余計に入ってしまう。
そのままキャップを締めてしまって、今度は①とは逆に、水平にしてキャップを開けた
ために噴出してしまった。
②は、めったにないことなので、①が正解と推測した。「間違いない」。
ちなみに、このタイプの缶に付いている小さなバルブは、減圧のために付いているので
はない。車に給油する際に、内部が真空にならないように、エアを入れるためのものだ。