きのうの続きです。的は全て水平にセットされているわけですから、
スコープの縦の線を90度傾けて、的の一番上に合わせたのですから
銃身は完全水平になっています。このことは弾は照準の上下の調整
の影響を全く受けていないことになります。
と言う訳で水平に発射された放物線のデータが得られます。
50mまで打ち終わったらば、データを正確にミリ単位でメモします。
〇横に50㎝以上の方眼紙を用意します。A4、2枚を繋ぎ合わせて作
りましょう。
〇方眼紙の一番上を照準線とします。横の線は10mを10㎝に縮尺
します。縦の線は実寸で記入します。
〇照準線の5㎝下に線を引きます。弾はここから発射されたことを認
識してください。左端を銃口とします。
〇10mのところは多分、照準線の55㎜下あたりでしょうかね。
〇20mの的は60㎜、30mの的は90㎜下。
こんな風に記入していきます。0mから50mまで記入し終わったら
フリーハンドで放物線を描いていきます。高校の数学の先生がやって
いたのを思い出して、きれいな曲線になるまで、何度も引きなおしを
してください。鉛筆を使用してください。
納得がいきましたら、しみじみと眺めてください。フリーハンドで引
いた線ですが、たぶん誤差は2㎜内に収まっているはずです。
これが、あなたの銃の性能曲線図です。
この曲線図を使って、照準を無駄のないように決めていきます。
〇出来上がった方眼紙の0mの照準線に、定規の左端を固定します。
〇50m地点を重視したい人は、試しに定規の右側をグラフの50m
に合わせてみてください。
すると、10m辺りの所で定規とグラフが交差したとします。
〇このことは1回目の焦点が10mで2回目の焦点が50mと言う意
味です。
〇0mから10mまでの誤差と、10mから50mの間の最大誤差を
よーく見て、自分が狙うゲームの大きさを、その誤差にあてはめま
す。スズメだったら、たぶん使い物にならないはずです。
〇今度は0mと30mのグラフに定規を当ててみます。
今度は1回目焦点が20mになり、20mから30mまでの最大誤
差はかなり少なくなります。ごめんなさい、想像ですからね。
銃の性能によりかなり異なりますから。こういう方法で、少しずつ
理想のセッティングを見つけ出すわけですから。
ただし50mでは、かなりグラフの下になるはずです。すみません
訂正です。グラフが下の方になります。(下に当たるの意)
〇こうして結論が出たら、1回目の焦点の的で照準を合わせます。
10m間隔にこだわることはありません。「24m」が理想なこと
だってあり得ます。その的の十字の中心に命中するように、スコー
プの横の線を上下させて調整します。
妥協はいけません。ど真ん中に当たるまで調整してください。
据え置いて撃つのですから、1㎜単位までこだわってください。
〇調整が出来ましたら、今度は1度目の焦点から2度目の焦点の間の
最大誤差の地点に的を設置します。設置の際は垂直だけこだわれば
いいと思います。中心を狙って2発撃ちます。当然何センチか上に
当たります。すみません、これからは想像で話します。スコープに
詳しくないんです。
スコープ内の十字を、的の十字に合わせたまま、弾の当たったとこ
ろを見ます。縦の線の目盛りを覚えておきます。たぶんこの目盛り
で狙えばいいのではないでしょうか。ここは皆さんの方が詳しいで
すよね。オープンサイトの場合は、この誤差を記憶しておいて、そ
の分だけ下を狙います。または照星を照門に、どれだけ隠せばいい
か何発も撃って記憶します。
つづきにします。次回はオープンサイトとスコープの長短を述べます。
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