これは モミジバアサガオ。10月頃まで咲くアサガオということで、生協のカ
タログに載っていて、冬をちゃんと囲ったら来年も咲くらしい。「秋まで咲き続け
たらいいじゃん」という安易な考えは やはり安易でした。ということは北風が
吹く時まで このアサガオの日よけは残しておかねばならないということに、気が
ついたのはそう、オールドピンク色の花が咲き始めてから。いくら暖冬や温暖な土
地といっても 夏バージョンの庭なんてありません。「しかるに撤去!撤去!」と
思いましたが、その時もし花が咲いていたら・・・う~ん、悩みます。
そんな雨上がりの朝、玄関前のブロック塀でなにやら 黒いものが点々と落ちてい
ます。塀の幅から考えるとかなり大粒。これは 虫系のフンだろう・・・敵はどこ
に?前日に モミジバアサガオの行く末を案じた時にはなかったから、近くにいる
かも・・・えッ!写真の上部真ん中に下半身が。
のうのうとアサガオの葉っぱを食べています。あまりの大きさに取り除くのも、
触るのも気色が悪い。ここは 友好的に、そうこんな時は見て見ぬフリをしてこっ
ちが退去すればいいのです。青虫は これ潰したらプチっと音がします。おばあち
ゃんは平気で足で潰していますが・・・短い命助けてあげるから 何かの時には
助けてね(芥川龍之介『蜘蛛の糸』みたいに・・・)。で、この青虫さんは一日で
この葉っぱを食べつくしてしまい、きのう見たらとなりの涼しげなルコウソウの茎
を渡っていました。ルコウソウもこぼれ種で、毎年咲いてくるのだけど、今年は
近くにアサガオのネットがあったもので ちゃっかり巻きついてしまって屋根を目
指しています。
青虫とそのフンを撮影して、よろっとしたときにブロック塀でまた見つけました。
黒い蝶々です。動きません。「まさかこの青虫さん?の変化?」調べてみると
羽のつけ根が赤いので「ながさきあげは♀」のようです。どうやら 雨をしのいで
いたようですね。