お彼岸に入りました。この花が咲き出すと 秋の入り口がやってきたことを痛感
します。夏草の茂る中で真っ赤に咲く 秋の代表的な花 違和感があるけど懐かし
さを持つように思うのは日本人だからかなぁ・・・今朝のラジオで秋の虫の声を
ノイズではなく快さと感じる数少ない民族が日本人だとか。それが 『侘び寂び』
の心なんでしょうね。このヒガンバナにも そんな日本人の心を揺さぶるものがあ
るのだ!最近はクリーム色ありピンク色ありで 園芸種として人気もあるようです
が なんといっても赤ですね。ただ 花後は寂しいくらい 花がヤツレテイマス。
畑にはヒガンバナのクリーム色・・・乳白色と言うほうがピッタリのも咲き出し
ました。昨年よりも花が倍増したように思います。台風後も ゲリラ的な雨が降っ
たけどそれにも負けずにとてもきれいに咲いています。
どうでしょ?きれいでしょう?・・・と書きかけた翌日の朝、花の色がビミョーに
変わってきました。乳白色がうっすらと紅をさしたような色に。そうなるとまた雰
囲気が変わってきました。
ヒガンバナのオシベは ユリの花のオシベと同じように先に黄色い花粉をつけてい
て、それがとてもきれいだと思うのです。こんなスリムな体になりたい・・・と
思うのだけど、ヒガンバナは有毒のため 誤って食べると『死(彼岸)しかない』
と言われるそうだ。稲作と同時に中国からやって来たというのも別名『曼珠沙華』
という呼び方でもわかりますよね。あぜ道に根を張るため、道の強化として植えら
れたともいわれるらしい。今年は 赤いヒガンバナがどこでも多く見られます。
もっと稲作をせよ!という警告かな・・・
乳白色の花は まだ朝露のあるときに撮影したんだけど とてもきれいです。みな
さんも一度、ヒガンバナについている朝露を撮影してみては・・・