19日は「ゆっくり台風13号」が紀伊半島に接近しました。朝からは少し強い
かな、というくらいの雨でした。この日はおじいちゃんを乗せて 田辺の病院まで
行く日だったので途中であんまり雨が強くなったら 戻ってこようという話で、家
を出ましたが、なんのことはない雨が降るだけ。道路の電光掲示板には田辺・西牟
婁大雨・強風注意報・・・家を出る時は 新宮・東牟婁に大雨・洪水・強風警報な
っていたし、周りも暗い感じで串本方面から田辺に向かう車はみんなライトを点灯
なのに、田辺方向からやってくる車はみんな無灯。ということは田辺のほうは降っ
ていないということです。これなら安心だと思っていたんですが、帰りは集中豪雨
みたいな。ワイパーを最強にしても追いつかない。いつのまにか電光掲示板は西牟
婁に大雨・洪水警報になっているじゃない。まったくこの台風はゆっくりしすぎて
田辺から一緒に帰ってきてしまったじゃん。まぁ、留守の間に大水も出ずにすんだ
のはよかったけど、雨が強すぎて『台風の波』撮影はできませんでした。行く時は
うねってなかったし撮影しようという気も起こらなかったのに・・・。
帰ってきてからはテレビで このあたりに竜巻注意報が出たといってるし、雷も
鳴るし、こげの散歩も『きょうはパス!』と話をつけたはずなのに、3時過ぎには
小屋から出て 吹きまくる雨風の中濡れながら待っているじゃないですか!
「納得してないから散歩に行ってくる」と言うと、心配しておばあちゃんもついて
来ました。雨合羽を着ても吹き付ける雨にはかないません。それなのにいつもの
最終地点まで行かないとこげは戻りません。おばあちゃんはだんだん遅れてしまい
姿が見えなくなると、こげは思い出したように立ち止まっておばあちゃんの姿が現
れるまで動きません。(そういうところが手前味噌ですが 忠犬 です)この沖を
台風が進んでいるときに 外を歩く人なんて誰もいません。長い道に私たちだけ。
最終地点から戻ってきたらおばあちゃんが「ナンバンギセルが咲いている」と教え
てくれました。それが の写真。刈られたススキの
根元にいくつか紫色の花が咲いています。しかし あいにくの雨でみな倒れていま
す。それでも つぼみがいっぱい。毎日ここを通っているのに ススキがジャマし
て気がつかなかった。毎年、隠れて咲いていたのか?雨がやんだらまた撮影したい
けど、こげを連れては難しいかも・・・。夜は 次男君の住む愛知県が台風の進路
にあたります。メールで「ベランダの物を飛ばさないように」と伝えましたが、
進行方向の皆さんに何事も起こりませんように。