
最近ちょっと名が知れはじめてきた キイジョウロウホトトギスです。これはおばあちゃん
が竹やぶの近くに ケト土でくっつけたもので今年になってやっと花の数も増え見られるく
らいに成長しました。写真を撮ったのが2週間くらい前になるので花数は少ないですが、
このあと残りの株も見事に花をつけ 垂れ下がった姿はなかなかでした。が、見てのとおり
葉っぱの方は虫食いだらけで、自然というのはきびしいもんです。

つぼみの小さいのが大きくなりながら黄色く色づき、下から上へと咲いていくようですね。
古座川町では 育て方教室のようなものが開かれたりして、愛好家も増えているようですが
乱獲され、人の手が届く範囲の野生のものはかなり無くなってしまったとこの間の テレビ
ニュースでも言っていました。すさみ町佐本では石垣にそれこそ垂れ下がって百本以上の
キイジョウロウが咲いて、それを『キイジョウロウ祭り』として愛好家の人が開放して
見せてくれるそうです。そんな記事をこの季節新聞でみます。
おばあちゃんが言っていたけど『キイジョウロウを盗ったら2000円の罰金』だとか、
古座川町で・・・。現行犯じゃなくちゃ無理なような気がしますね。まさか販売価格が
2000円とか?老人は肝心の詳しいところを話さないのでどこまで本当かわかりません。
でも、山野草を とって、とって、とりまくる それが絶滅状態だという事を知りながらも
自分の楽しみでとる人がいるので古座川の山野草もかなり少なくなっています。

おばあちゃんのキイジョウロウは前から育てているので2000円という罰金でもなさそう
だけど、おばあちゃんもとってくる方の人だから困りものです。とってくるのに「とって行
く人がいる」と怒るのです。本末転倒ではないかしら?私なんか園芸種でもうまく育てられ
ないので、山野草なんて土も日光も水も管理が難しいものはムリムリ。だから写真を撮るだ
けで十分だわぁ~。採って・盗って・撮りまくる・・・同じ「とる」でも字が違うわぁ。