今回、姉がやって来たのは近場の散策もだけど『タイキンギク』を国道沿いでみつけたい、
ということでした。『タイキンギク』?姉の説明が中途半端なもので、みつけたらお金が
貯まる?or植えればお金が増える?だったか・・・。だからてっきり漢字で書くと『大金
菊』かしらと思っていたんだよ~。情報では(姉の)国道沿いの草むらにあるのを見たって
いう、どこらへんやらわかりません。おばあちゃんにしてもこの姉にしても、運転免許を
持っていないので、助手席に座ると「あ、あそこに何か咲いていたのに」とか「ここ!ここ
で止めて」とか、周りの状況を考えず止めろとかもっとゆっくり走れとか言うときがある。
野原の一本道ならいいけど、国道や交通量の多い場所では迷惑千万。この日も、途中で
「あの黄色い花が・・」と国道で言ったので、帰りに立ち寄ってみたわけだ。邪魔にならな
い場所に車を停め、三人で国道を横切るんだけど結構コワイ。車は来てないけど、向こう側
が遠くに感じるのは、やはり年齢でしょね。いま、国道沿いにはいたる所に黄色いツワブキ
の花が咲いています。私の目にはツワブキの花しか見えてないけど、姉は「ほら~、やっぱ
り、タイキンギク!」と首から下げたカメラを接写してます。この『タイキンギク』漢字で
書くと『堆金菊』となるそうで「堆」は意味が積みあげること、高く積もったものだから
さしずめこの黄色い花がわんさと盛り上がって咲いているのを、黄金が積もったように見え
て『堆金菊』となったのでしょう。つる性の花で、周りに巻きつき盛り上がって咲くとみば
えがるでしょうが、どっこい 和歌山県や徳島県では絶滅危惧種になっています。どこにで
も海岸近くだと咲いているように思うけど、違うのね~。
こちらも同じ場所に咲いていた『ヤクシソウ』。漢字だと『薬師草』となる。いわれは、
昔、腫れ物の薬として使われたからというのがあった。これも少ないと前に姉が言っていた
ので覚えていたけど、散歩コースに一か所咲いているところがある。たぶん誰も気がついて
ないんでしょうけど。
ナンテンハギの紫色は あざやかです。下の葉っぱはナンテンハギのものではありません。
右上のつぼみは ノコンギクではないかと思います。
しかし、自宅近くの道端で草花を覗きこむのとは違い、国道沿いの草むらに立つのはなんと
恥ずかしいことか・・・。姉はふだんから新宮界隈でやっているから平気のようですが、私
は傍を走っていく車に知った人が乗っていないかとそればかり気になり、始終うつむいてい
ました。よその土地なら平気ですが、町内ではちょっと恥ずかし~。