土曜日の早朝、NHKで「かんさい想い出シアター」という番組で『ビデオ探訪 磯釣列車』
S60年放送 と題されたものが放送されていた。最初の部分を見逃したのが残念だったと
思ったんだけど、当時天王寺23時発の夜行列車は南紀串本への釣り客を何十人も運んでやっ
てくる・・・というところからでした。
その様子をナレーターと案内人として落語家の笑福亭鶴三(かくざ)が噺家らしい語り口で
おもしろおかしく喋ります。彼自身も磯釣りが好きで何度も各地の釣り場へ出かけているそう
です。
まだ暗いうちに串本に着いた釣り客らはまず駅前のエサを売っているお店で、撒き餌として
ヤドカリ、サザエ、ナガレコ(とこぶし)、ウニなどを買います。食べても上等な貝類にみえ
ましたが、それを何キロも買うのです。それから出発かと思いきや、お店の中にあるイケスで
釣りをします。だいたいのお店の感じでそこが駅前の今も商売をしているあのお店ではないか
と思ったのですが、私自身餌屋さんの店内にイケスがどこでもあるのか、知りません。
そこでいい年のおじさんたちがワイワイガヤガヤ、くわえタバコでニコニコしながら子供の
ようにイケスで魚を釣って喜んでいます。それがわからない・・・これから本番に備えての
ウォーミング・アップでしょうか?でも当時でも竿が500円だか、一回500円だったか
画面に出てたけど、けっこう高いんじゃない?と思ったのでした。
お客はそれぞれの渡し船に乗り込みます。ナレーションでは「昔は着いたら暗闇の中を船を
だし客を運んでいたが、いまは危険なので日の出を合図に一斉に釣り場に向かう」と語ってい
ました。その様子はまるでサーキット・レースで車やバイクがエンジンを全開にしてブンブン
吹かしている、スタート・フラッグを待つ様と同じです。何隻かの船が目的のポイントや岩場
を目指します。カメラは二人の渡船屋さんを紹介します。一人は当時若手の瓜田さん、32歳
です。彼は誰よりも速く客を絶好のポイントに運ぶため600万円もするエンジンを船に載せ
たそうです。馬力は車でいうと大型トレーラー級だそうです。それで一年の集客数や収入が
違うんだって。もう一人は当時72歳の浜渡船の浜さん。浜さんの船には、瓜田さんのように
大きいエンジンは積んでいません。ポイントには当然速くは着けないけどもう、あまりこだわ
ってないような感じです。釣り客たちからは『みさきの主』と呼ばれているからきっと隠れた
ポイントを知っているのかもしれません。
この日の鶴三さんはじめ皆さんの釣果は芳しくなく、港に戻ってきて一応釣った魚を並べま
すがグレの小さいようなもの数匹。鶴三さんたちは帰る電車までの間に釣れなかった人のため
の『古谷魚店』へ向かいます。ひょぇ~またまた古谷さんやん。きゃっ!お店やん!
おばさん?えらい喋りますなぁ~。古谷魚店は釣れなかった人の隠れた名所だそうな・・・。
あっ!古谷のおじさん、若いなぁ26年前やもんなぁ~。ここは「金バリ」・・(お金を出し
て魚を買う)と言うそうですよ。釣れなかった人はグレの大きいの一匹千円で何匹かお買い上
げしています。カメラがあると見栄もあるかも・・・。午後三時ごろの特急くろしおに釣り客
たちは乗りこみます。電車代・渡船代・撒き餌代そして金バリ代と当時で2万円といいますか
ら、おじさんたちにも痛い出費だけどそれでも楽しいらしい。
番組はそこで終わったんだけど、NHKのお姉さんがその後の様子を説明してくれます。
天王寺23時発の夜行列車は、車での移動が増え今は廃止になっていること。ナレーターと
番組に出演した笑福亭鶴三さんは松喬となり、大きな賞もとり三月には独演会を開くという
お知らせも入れていました。そして、串本の古谷さんは串本の魚『トビウオ』を仲間と
トビウオ料理を開発し、トビウオに愛称トッピーと名付け観光客に食べてもらおうとお店に
併設している料理屋で出している(ぼんくらさんの行きつけのお店ね)って、そうよね、
所さんの『ダーツの旅』でもおじさん、東京まで行って紹介してたもんね。
瓜田渡船の瓜田さんは58歳となり、最近は二人の息子さんが渡船を手伝うようになったの
は喜びだけど、黒潮が近寄らなくなったのか、昔ほど魚の種類も量も減ったようで、それでも
串本で磯釣り!と言う人がいるんだそうだ。最近はクエ、メジナ(グレ)、ブダイ(イガミ)
が多いんだって。写真で一人で120匹ものグレを(そう大きくない)釣った人が写っていた
けど、なにもそこまで120匹も釣らんでいいやろと思うんだけど・・・・。
ぼんくらさんが昔を思い出し喜びそうな番組やったけど、姫のテレビは映らないとか言って
たし、きょうは帰るからまだ寝てるかなぁ~と思ったのでした。
S60年放送 と題されたものが放送されていた。最初の部分を見逃したのが残念だったと
思ったんだけど、当時天王寺23時発の夜行列車は南紀串本への釣り客を何十人も運んでやっ
てくる・・・というところからでした。
その様子をナレーターと案内人として落語家の笑福亭鶴三(かくざ)が噺家らしい語り口で
おもしろおかしく喋ります。彼自身も磯釣りが好きで何度も各地の釣り場へ出かけているそう
です。
まだ暗いうちに串本に着いた釣り客らはまず駅前のエサを売っているお店で、撒き餌として
ヤドカリ、サザエ、ナガレコ(とこぶし)、ウニなどを買います。食べても上等な貝類にみえ
ましたが、それを何キロも買うのです。それから出発かと思いきや、お店の中にあるイケスで
釣りをします。だいたいのお店の感じでそこが駅前の今も商売をしているあのお店ではないか
と思ったのですが、私自身餌屋さんの店内にイケスがどこでもあるのか、知りません。
そこでいい年のおじさんたちがワイワイガヤガヤ、くわえタバコでニコニコしながら子供の
ようにイケスで魚を釣って喜んでいます。それがわからない・・・これから本番に備えての
ウォーミング・アップでしょうか?でも当時でも竿が500円だか、一回500円だったか
画面に出てたけど、けっこう高いんじゃない?と思ったのでした。
お客はそれぞれの渡し船に乗り込みます。ナレーションでは「昔は着いたら暗闇の中を船を
だし客を運んでいたが、いまは危険なので日の出を合図に一斉に釣り場に向かう」と語ってい
ました。その様子はまるでサーキット・レースで車やバイクがエンジンを全開にしてブンブン
吹かしている、スタート・フラッグを待つ様と同じです。何隻かの船が目的のポイントや岩場
を目指します。カメラは二人の渡船屋さんを紹介します。一人は当時若手の瓜田さん、32歳
です。彼は誰よりも速く客を絶好のポイントに運ぶため600万円もするエンジンを船に載せ
たそうです。馬力は車でいうと大型トレーラー級だそうです。それで一年の集客数や収入が
違うんだって。もう一人は当時72歳の浜渡船の浜さん。浜さんの船には、瓜田さんのように
大きいエンジンは積んでいません。ポイントには当然速くは着けないけどもう、あまりこだわ
ってないような感じです。釣り客たちからは『みさきの主』と呼ばれているからきっと隠れた
ポイントを知っているのかもしれません。
この日の鶴三さんはじめ皆さんの釣果は芳しくなく、港に戻ってきて一応釣った魚を並べま
すがグレの小さいようなもの数匹。鶴三さんたちは帰る電車までの間に釣れなかった人のため
の『古谷魚店』へ向かいます。ひょぇ~またまた古谷さんやん。きゃっ!お店やん!
おばさん?えらい喋りますなぁ~。古谷魚店は釣れなかった人の隠れた名所だそうな・・・。
あっ!古谷のおじさん、若いなぁ26年前やもんなぁ~。ここは「金バリ」・・(お金を出し
て魚を買う)と言うそうですよ。釣れなかった人はグレの大きいの一匹千円で何匹かお買い上
げしています。カメラがあると見栄もあるかも・・・。午後三時ごろの特急くろしおに釣り客
たちは乗りこみます。電車代・渡船代・撒き餌代そして金バリ代と当時で2万円といいますか
ら、おじさんたちにも痛い出費だけどそれでも楽しいらしい。
番組はそこで終わったんだけど、NHKのお姉さんがその後の様子を説明してくれます。
天王寺23時発の夜行列車は、車での移動が増え今は廃止になっていること。ナレーターと
番組に出演した笑福亭鶴三さんは松喬となり、大きな賞もとり三月には独演会を開くという
お知らせも入れていました。そして、串本の古谷さんは串本の魚『トビウオ』を仲間と
トビウオ料理を開発し、トビウオに愛称トッピーと名付け観光客に食べてもらおうとお店に
併設している料理屋で出している(ぼんくらさんの行きつけのお店ね)って、そうよね、
所さんの『ダーツの旅』でもおじさん、東京まで行って紹介してたもんね。
瓜田渡船の瓜田さんは58歳となり、最近は二人の息子さんが渡船を手伝うようになったの
は喜びだけど、黒潮が近寄らなくなったのか、昔ほど魚の種類も量も減ったようで、それでも
串本で磯釣り!と言う人がいるんだそうだ。最近はクエ、メジナ(グレ)、ブダイ(イガミ)
が多いんだって。写真で一人で120匹ものグレを(そう大きくない)釣った人が写っていた
けど、なにもそこまで120匹も釣らんでいいやろと思うんだけど・・・・。
ぼんくらさんが昔を思い出し喜びそうな番組やったけど、姫のテレビは映らないとか言って
たし、きょうは帰るからまだ寝てるかなぁ~と思ったのでした。