こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

変な人とヤギ

2010-11-15 05:40:40 | 我が家



ネタがゴロゴロと転がっている人が羨ましい。またネタが切れてしまいました。週末は特に

なにもなく過ぎていったし・・・。

そうだな、たんぼを貸しているあの『変わった夫婦』が最近、ヤギを連れて来るようになっ

た。そんな話を聞いてなかった私は驚いたのだ、契約違反だな、ヤギを連れて来るなんぞ

約束してないのだが、どうやらおばあちゃんが許可したという。そもそも稲の収穫後に、

なにやら堆肥用にイネ科の草の種を蒔きたいと言った時に、今まで無かったものを植えられ

てそれが、ほかのたんぼや川原に増えると困る、あなた達が撤退した後のことを考えてみれ

ばわかるだろう・・と私が猛反対したいきさつがある。レンゲの種を蒔くのはハチミツを

集めてる人もいるのでそれはいいけどね。この人々は、感覚がおかしい・・と私は思うのだ

夫婦ともこのあたりの出身者じゃないのだ、いわゆるIターンという人のようだ。土の生活

をしたい・・という、田舎暮らし体験した~いみたいな。米作りも農薬使わず、作業は昭和

時代を彷彿させる、よくわからん農法だったりする。昨年はめちゃくちゃな田植えをしたの

で一粒のお米もとれず、私は「これでどっかに行っちゃえ」と思ったんだけど、懲りずに

契約の更新にやってきた。今年は苗作りも学習したようでちゃんと生育し、肥料はヌカを

撒いていた。シカ除けのネットを張るというのでこげグランドの鉄棒に杭を打ってもいいか

と、これもまたじいさんばあさんに許可をもらったそうだ。私はかなり敬遠されてるみたい

だ。契約者はうちのおとうさんなんだけどね。まったく、勝手にネットを張って・・と、

ある日こげを連れてグランドに行くと、愕然としました。なんとグランドに入る入口がネッ

トで塞がれてるやん。私がおばあちゃんに「入口がない!」と言うとおばあちゃんはかばう

ようなことを言う。ますます腹立つやん、私がブツブツ(私はその人々が嫌いなので面と向

かって抗議せず)言っていたら、おじいちゃんが見かねて新しく入り口を作りなおしてくれ

たのだが・・・。写真のメッシュにバケツを引っかけたところが新しい入り口、その横の青

いネットの所が本当の入り口だ。あの人々は入り口をつぶし、鉄棒に杭を添わせおまけに

杭にネットを引っかけてくくりつけたので、強風で鉄棒が重みに耐えられず歪んでしまった

そのことはあの人々は気が付いてないのか、わざと知らんふりか・・・。私達が打ち込んだ

のはメッシュ柵のためであって、この人達のためではないのだ!プンプン

幸い、ヤギはグランドには入れてないと思う。私が「ヤギは入れない!」と家でプンプンし

てるので、おばあちゃんもそこには入れず周りのたんぼの草を食べさせるよう言ったのかも

しれない。昨今和歌山県は休耕田が増えるので、このような人々を県を挙げて受け入れよう

としている。人口が増えて、JAが儲かるような成功例が那智勝浦町色川にある。この人々

もお友達がそこにいるようなことを言っていた。わたしゃ、とにかくこの人々がどこかに

去って行くことを願っているのだけど、それはたぶんうちのじいさんたちがこの世におさら

ばしたときになると思う。そこまで、譲ってあげるわ。


     こっち側もネットの重みで反り返っている、元々のうちのメッシュ網。

ということで、田植え前から秋の収穫まで私達はグランドに行かず(こげも行かなくなった

)にいたのが、ここ数日こげがヤギの匂いを察知し、グランドに立ち寄ることが多くなった

のよ。ま~、こげのチェックのスゴイの。グランドの柵にヤギを勝手につなぐのやろね、

柵に沿って匂いを嗅ぎまわる、警察犬みたいに、そりゃそうよね、こげのテリトリーにヤギ

なんて考えもしなかったことだもん。まったくいままでは野生のシカが侵入していたけど

何を連れてくるか、恐るべし人々です。ところで、ヤギって最近、ミニヤギブームでペット

として飼うのが流行ってるそうな。何でもかんでもペットにするのが日本人の悪いとこです

が、病気とか大丈夫なの?犬を飼うには狂犬病予防の注射をし、いろんな病気を防ぐワクチ

ン接種があるけど、ヤギは?家畜なら病気予防とかしてんの?口蹄疫が騒がれた時、蹄が

二つに分かれてるウシ、シカ、ヤギは危ないって言ってたやん。大丈夫なの?なんか変な

病気なんか草に残して行ったりしないでよ、ここには野生のシカも出るんだから。
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秋の収穫!

2010-11-13 05:30:30 | 我が家


この間、おばあちゃんが「マツタケ採りに連れったる」というおばさんと二人で山に行って

来ました。マツタケ採りは久々ということで、「採れるかわからん」と出かけたけど、

結果が写真のとおり。なんとか指サイズのマツタケを採って帰って来ました。

帰るなり見せに来たので、こげも驚きいっしょに拝見となりました。「昔はもっと傘が開い

たのを採った」と言ってます。今年は全国的にもマツタケが豊作だとか。熊野新聞でも

新宮の奥で一人で20キロという記事が出ていました。私は採りにいったことがありません

ワラビのようにあちこちに生えているわけでなく ひたすら地面とにらめっこみたいな話を

聞くと、そんなんしんどいやん・・という考えです。

でもやはりマツタケの香りはいいものですね、日本人でよかった、こんな香りを楽しむ感覚

は欧米人や同じアジア人でもそうはないでしょ?春の桜に、夏のホタル、秋の紅葉、冬の雪

四季のある日本は感性も豊かになるもんです。でもそれは最近、薄れつつある。




いまはこのように、地面の中のを掘りだして採るので小さいとおばあちゃんは嘆くのだけど

もう何人も山に入っているから、形のいいのは先に採られているのだと思うよ。


私は翌日、大きいのと小さいのを1本ずつもらい マツタケご飯を炊きました。が、あまりに

久々のためキンチョーしたのか、薄味(香りを楽しみたかったともいう)で少し硬かったな

ご飯(新米で水加減が難しいともいう)。おばあちゃんは「一晩おいたら、胴周りが小さく

なってた・・・って、おいおいマツタケのウエスト測ったのか?
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買い換え!

2010-11-12 05:30:30 | 我が家


先週のこと、ガス台を買い換えました。以前のは 魚焼きグリルが無いシンプルなもので

魚を焼く時は魚屋き網を使い、それがコンロの受け台に油がこびりついたり、吹きこぼれが

かっぱりついたり。ちょうどガスの点検がありガスのゴムホースも新しいのにと言われ、

思い切って買い換えとなりました。なにやら国からの補助金があって、リースで5年で

皆さん買い換えてます。。と言われればそうなんだ・・・と。ガス展示会では、メーカー

の人に捕まると商品の説明を、熱く語り始めなかなか解放してくれません。この時代、エコ

のかけ声にひんぱんに○○キュートにしませんか?という電話がかかるけど、そんなところ

でガス業界も厳しいのだろうね。今度のガス台は 何もかもセンサーで温度管理をしてくれ

揚げものだと三段階に温度設定してくれる。これはスゴイ!いや、驚くのは私だけだろうね

なんせ今までがそんなセンサーなかった安いガス台だったから。油の温度が設定温度になる

とピピっと鳴り、お湯が沸くと自動消火なんてこともするらしい。私が感動したのは、受け

皿がなく、表面が真っ平らなところ。これならすぐ拭き取ってきれいさを保てそう。

料理の腕は、たいしたことがないのでいくらガス台がよくっても料理に反映するかはすごく

疑問だけど。それに表面の色が明るいのもいい。前のは黒くて油が飛んでるのかわからなか

ったもんね。展示場で色を決める時、おばあちゃんが「黒いほうが汚れが目だたんからいい

」と言ったけど、明るいほうが掃除をする気になるやん・・とこちらに決めたのだ。

魚焼きグリルだってタイマー付きで、きょうカマスの干物を焼いてみたら、途中で中で炎が

上がってるのでビックリ。火の調節が大きすぎ、あの細長いとんがったところが燃えていた

次回、気をつけよう(ひとつ学習したな)。

ガス台を買い換えたので台所のボードをきれいにしてみた。これはもう、平成の家庭ではな

いものだろう・・と思いパチリ!



我が家は古い。築50年は経っている。元々が隠居所なので台所も小さな流しと、火どこの

釜があった。それは昭和の時代で子供時代のはなし、でもじいさんばあさんはここで煮炊き

はせず、母屋で食事かおばあちゃんに母屋から運ばせたらしい。改造したのは30年くらい

前か。長女が京都で働いていて夏休みに、同じアパートの小学生を夏休みに連れてくる・・

というので、おじいちゃんが改造に走った(そりゃ、長女が家を継ぐと思っていたから要求

どおり改造したのだと私は思う)。かくして、火どこと流しは取り壊され、流し台になり

トイレも水洗となった。このボードは穴に先が角角となったパーツを差し込み、写真のよう

な小物掛けや上部のようなネットをつける。掃除のため小物掛けとネットを外して、再度

付けたら少し高くなってしまった。今や我が家にはパーツがこの二つしかなく、穴はあれど

増やすこともできない。ホームセンターにあるかな・・・でもシンプルでいいと思うな。

この間、地区の集会所で同じボードを見た。その時区長さんが「僕のうちにもある、きょう

び珍しいで」と言うので「うちもある」と思ったのだが。昭和の名残のようなボードだ。
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ひざが・・・

2010-11-10 05:30:30 | 我が家

                   ホトトギス

2週間ほど前、急に右足がカックンとなり「しまった!またひざが・・・壊れたか?」と

あせりました。それからは、立つのも座るのも「あ、いたたたた」。曲げたら伸ばすのに

悲鳴、曲げるのにも悲鳴。温湿布を貼ったりひざサポーターをしたりで、なんとか支障は

なくなったけど、やはり何か防御策をしなくちゃなりません。思い起こせば昨年も年末に

同じような状態になったのです。急にひざがちょうつがいが外れたような感じで、これは

膝関節症か膝変形関節症?だろうと思うのです。調べたら40代から起こる症状みたいで

整形に行く方がいいようですが、ま、いいかな~と。で、対策として♪グルグルグルグル

グルコサミン~のCMの世田谷自然食品の『グルコサミン』のお試しパックを購入。

健康食品多用になりつつあります。この『グルコサミン』は一日8粒を目安に飲むわけで

一度に8粒も無理だから二回に分けて、ほかにも『ノニ』を飲んでるけど、あれって痩せな

いのね。同封されたお客様からのお便り・・読んでるとみんな痩せたってあるじゃん、嘘だ

わ!もうやめるわ。あと『ブルーベリー』これは噛んでもいいチュアブルなので目にも効く

と信じて飲んでる。どれもこれも飲みながら「あぁ、こういうのに頼るお年頃になってしま

ったのか」となんか冬の訪れが怖いような。

きのうは午後から風が吹きだし、散歩にも冬用の帽子をかぶって出たわ。この間まで本当に

暑い、暑いと言っていたのに、いきなり冬かよ~。今年は紅葉の便りはあまり聞こえてこな

いので古座川の紅葉を見に行けないかも・・・。ひざが再度壊れないようにしておかないと

いけないなぁ。
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歯医者さん

2010-11-09 05:30:30 | 我が家

                       フジバカマ


また歯医者さん通いとなっています。虫歯ではありません。前に被せたのがとれただけ。

外れただけなのですぐ終わると思っていたのに・・・いや、内心どこかでまた数カ月、歯医

者さんにしばられるんじゃ・・・という不安ももっていました。

まず、外れたのが先月23日のお昼、買ってきたお寿司の盛り合わせのエビの握りを食べた

ときに、軽い金属を噛んだ感じ「へッ!外れちゃったよ」もう エビのお寿司なんて味わう

かんじじゃなくなりました。吐きだして「あ、これなら月曜に歯医者に行ったら一回で終わ

る」と喜び、鏡でどこからその被せ物がやってきたのか見てみると、右の一番奥、親知らず

だったか、半分しか歯もみえません。長い人生、甘いもの大好きな私は歯をいじめぬき、

いまさらながら後悔してます。あぁ、もっと歯を大事に、虫歯になっても真面目に歯医者に

通っていればここまでにはならなかった・・・。ほんと、後悔先に立たずです。

 土台に不具合はなく、噛もうとすれば噛めるけどそこも外れたりしたら長引くので、ひた

すら月曜日を待っていたのだけど、案の定月曜日は休診、火曜日も。水曜日は駐車場に車、

自転車、単車と満員御礼のようなのでやめて、とうとう11月になって4日になりました。

春から夏の間は 診察券を出しに早朝から出かけたけど朝が明けるのが遅いと行く気にもな

らないし、午前中に行けば遅くても12時過ぎには診てもらえるし・・。飛び込みです。

初回は、ラッキーにも患者さんが少なく早めに診てもらえたけど、先生いきなり土台を

削りだし、型をとりだした。「あぁ、これは長期化やね」と診察台で私は諦めの境地。

あとはもう、先生が私の診察日に「急用」だか「休養」だかにならず、「体調管理」をちゃ

んとして深酒をせずにいてくれたら、早く治療も終わるのです。この間の治療が終わったの

が9月30日、一ヶ月経ってまた通院なんて、一年中歯医者に行ってるやん、私。

待合室で診察ドアの横に『携帯電話の電源を切っておいてください』の張り紙。

もしや、この間私の『イライラの日』の出来事で、先生が気を悪くしたのかも。私以外でも

携帯ならす人いたけど、張り紙なんてなかったもん。今回はちゃんと電源オフにしてますの

で、今月中で終わらせて下さいませ!ってきのうは型をとったのが合わなくて再度型をとっ

たけど、あの金具歯茎にあたって痛いのよ~、先生。

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ネタがないので

2010-11-08 05:30:30 | いろいろ
  
                   アサギマダラ

この間、眠い目をこすりながらパソコンの前に座ってヤフーの表紙を見てたら『尖閣衝突映

像』なんたら・・という文字が目に入り、「ふ~ん、そんなのあるのかぁ」とこの時までは

信じずでも気になってクリックしたら、もろあの3分30秒?33秒の映像でした。

それでも、ことが大きいとは気がつかないのよ、まったくね。そのときは見た人の数が6万

台だったかな。ふ~ん、私みたいに見る人いるんだ・・・まだそのくらいの感じ。で、朝食

とりながら読売テレビの『す・またん』を見てたら辛坊さんと森さんが「大変なものが

ユー・チューブで流れている」と色めき立っていて、そこで私が見たのが大変な本物のよう

なものだと気がつきました。いやぁ、事件が起こったときは「さっさとその映像があるなら

見せればいいやん」と外交問題や国と国との駆け引きなんぞ知ったこっちゃないから思った

んだけど、見て「これは立派な証拠やん!ぶつかってるぞ、故意に」とますます公表したら

よかったのにと政府のやり方がわかりませんでした。これで国民が知りたかったことを知り

相手国に「けしからんことだ」と政府が言うと思ったら、なかなか強気には出ず、どこから

出たのか、だれが流したのかばかり。こんなことしてると相手がまた インターネットで

ないことないこと書きだすやん・・と心配してたら、案の定「ぶつかったのは日本」とやり

だした。私なんか小心者だから かの国が怖いですね。そのうち日本中の土地を買い占めら

れ、日本人と名乗れないかもしれなくなるような気がします。なかには友好的な人もいると

聞きますが、ニュースで出てくる若者たちが皆 日本敵視の目をしているのがおそろしゅう

ございます。また、教育の在り方であぁも愛国心を持てるのもちょこっと羨ましかったり。

同じ年頃のうちの子供たちをはじめ、大人もこの国を愛してるのかしら?携帯にゲームに

夢中になって、もしかして任天堂はこの国を滅ぼすためにテレビゲームを開発したんじゃな

いかと常々思っています、私。だってなんか幼稚じゃない、日本人って。


そんなことの最中、太地町にシー・シェパードのなんたらがやって来て漁業関係者や町と

話し合いというか意見交換会をやった・・なんてニュースをみた。話し合っても折り合いが

つくことではないのだけどね。まぁあちら側が『ザ・コーブ』という勝手に作った映画で

世界中から攻撃されて町としても困ったことで。でもきっとここでも『ノー』とは言えない

のね。たしかに、湾の中を真っ赤に染める行為は惨酷に映る、目をそむけたくなるけど

普通の鮭や大敷き網で獲られる魚のあの船底に入れられた血とどう違うんでしょう?あれは

いっぱいある魚だから、イルカは賢いし数も少ない?でも伝統文化よ・・・。伝統でもイケ

マセン・・・って、あんたらこの国のモン、ちゃうやんか。漁業に従事してない人は、外国

の人の意見に従うかもしれないけど、外国の人になんの迷惑をかけたのかと私は思うのだ。

細々と漁業を営んでいる者に 太地まで乗り込んできて抗議するその暴力は許されるもんで

ないでしょ?かの国の人や、太地に来てる外国の人をみてると あの『龍馬伝』で龍馬が

言う「みんなが笑って暮らせる国に」なんざ、おしりがコソバユイ。


元気がいいのは野球か?いやいや11月になっても野球の試合を観るのは、しんどい。

中日を蹴落としていくかと思ったけど、やはり若い選手が多いマリーンズはここぞという時

に踏ん張れないのか?どの選手でも阪神に欲しいのだけど。


欲しい・・・冬の靴が欲しい。探していたら11月9日朝10時から16時まで、千円引き

というのがあり、チェック入れたら同じお店で別商品が同じ日に16時から値引きって。

どちらも欲しいのに 一緒に買えないみたい。くやしいなぁ・・一足だけなら送料もサービ

ス無しだし・・・同じ時間でセールにしてよといいたい。
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解体中でした。

2010-11-05 05:30:30 | いろいろ

         20日ほど前のダイモンジソウ 今は満開

20日ほど前でしたか、いつもの散歩にこげと出かけました。折り返し点までは4~500

メートルのところで急にこげが小走りになり、それをおさえながらもついていくとだんだん

鼻を高く上げたので、こちらは「なにか動物?」と警戒しながらクマとかイノシシはいやだ 

なんて思いながら進んでいきました。折り返し地点のお宅の前でそこの息子さん(とは

言っても私より年は一つ下だけど)、しゃがんで家の前の川原を見ています。川では二人の

おじさんが何やらしていますが、体に隠れて見えません。こげはますますリードを引っ張り

目はランランと輝き、鼻を今度は川原にむけてクンクン。進んで行くにつれ川原でなにを

しているのかがわかりました。同時におじさんがこげの鈴の音で顔をあげ、見ていた息子、

Tさんが「あの犬は三尾川の猟犬の子や」と言ってます。「もしかして、イノシシ?シ

カ?」「シカ」とTさん。川原でシカをさばいていたのでした。なにも匂いもしてないのに

こげはずっと下流からこの匂いを嗅ぎとっていたようです。もう少し、鼻が利き、服従とか

できれば警察犬になれたも・・・。

このシカはワナか畑の囲いの網にかかったんでしょうか?とにかく三人がかりで川原に

下ろして 脚を切ってちょうど肉を切り取るところに私達が来たわけです。

こげはもう 道から川原に下りたくて(下りてどうすんのよ)仕方ないのを必死で止めたら

今度はお座りをしてシカを解体するのをじっと見つめ動こうともしません。私も仕方なく

終わるまで待つことになってしまいました。シカはオスでなぜかツノが片方しかありません

そういや昔『片耳の大鹿』という本があったなぁ。内容は忘れたけど椋鳩十の作品だった。

教科書に載っていたのは『月のわぐま』だったのは覚えているんだけど、大鹿は図書室で

見たのかな。子供の頃は動物の優しい心を思いやっていたこの私も、年をとるとこうして

シカの解体も驚きもせず眺められる・・・そんな自分が少しイヤだな。こげと散歩をするよ

うになって、猟期中に逃げるシカや撃たれたシカ、川の中で死んでいるシカ、山の中で悠々

と歩いている姿と、いろんなシカを見、この季節鳴き声も耳にする。シカは増えすぎたのだ

県内で、人間に害を及ばさない頭数はだいたい7000頭ぐらいだとか。それが和歌山県で

22000頭ぐらいいるらしい。だから今年は狩猟制限がほぼないらしい。減らさないと

獣害がひどいという。シカからすれば人間の勝手な言い分だろうな。昔は猟師はメスは子を

産むから撃たなかったという話を聞いたことがある。それでも大きな獣害がなくシカと人間

が共生できたのだ。人間が悪いのかシカが悪いのか・・・、人間が悪いんだろうね。


あれこれ考えている間も、黙々とおじさん二人はシカをさばいていきます。包丁ではなく

ヨキのようなものでしょうか。細かいところは小さなサバイバルナイフのようなもので

そして血は川に流れていきます。死んでいるから量は少ないようです。私がジッと見ていら

れたのは、次はどうするんだろう?と思う気持ちと、グロ(グロテスク)な感じに思わなか

ったのは、きれいにさばくから。内臓はそのままひとつのかたまり状態で取り出していた!

シカはこげくらいの体長だったけど、体の中身はかなりあるようです。おじさんが

「ねえさん(私のこと)、これいらんかい?体にええらしいで」

「それはなんど?」とTさん。「それは肝臓?もしかして」と私。それはそのときは青く見

えたけど、おじさんが薄皮をはいで川の水で洗うときれいなレバー色?と形になっていまし

た。「いやいや、よう食べんからいい」とお断りを。きれいに背中の肉を切り取り、解体は

終わりました。手伝ったおじさんは肢4本もらって帰っていきました。私達も帰りだしたん

だけど、こげが真夏のときのように川を、水の中を歩きだしたのです。匂いを嗅ぎながら。

血は水に溶けて、全然赤く染まってないのにね。グングン引っ張るのでついていくと浅瀬に

引っかかった毛皮の切れはし、こげにはわかるんですねって、おまえは猟にも行ったことな

いのに。これから狩猟期になるから散歩もドキドキしながら行くようになるのだ。クマ騒動

もあれから聞かないし、あとは流れ弾に当たらないよう気をつけなくちゃ。


帰っておとうさんに一部始終話したら「シカをさばいてるのはよう見んなぁ。よく見れたな

あ」と言うので、「でも魚をさばくのより、ずっときれいやったで。魚は血がドバッと出る

やん。ほんとにきょうのおじさんはきれいやったわ、さばくのが」と言ったのでした。

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アサギマダラ

2010-11-04 05:30:30 | いろいろ


このあいだはアシタバにとまったサツマニシキでしたが、昨年そのサツマニシキが蜜を求め

ていた フジバカマに今年もアサギマダラが来ていました。いつ見てもアサギマダラの

淡い色彩には見ているこちらを和ませる魅力があるように思います。

昨年のアサギマダラ

アサギマダラはフジバカマの蜜が好きだということは、昨年学習したのだけど秋の蝶という

のは、ほかの虫が少なくなり外敵に狙われる確率も高く、あ~だから身を守るためにあえて

アルカロイドという毒を体内に入れてるのか、そうかそうか・・・。と、その姿をじっと

見ていて、あれ?ちょっと毒々しいやん!この柄・・と思ったのが↓ ↓

  

このおなかのところ、黒地に白の斑点って意外でしょ?カミキリムシも黒地に白だけどさ、

あれは背中が硬そうだからあまり毒々しくも感じない、でも蝶のお腹は柔らかいやん、

押すとプ~っと出そうやん、毒みたいなのが・・・私だけかな。こんな感じ方は。
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サツマニシキ

2010-11-02 05:30:30 | いろいろ


キイジョウロウホトトギスを撮影していて、振り向くと昨年も見たサツマニシキがアシタバ

の花に止まっていました。何度見てもこの模様、最初はギョッとします。きれいはきれいだ

けど、さすがもとは南国の蛾だから派手です。



私が見つける時はいつも このように平らな状態なのでこの姿勢がふつう、この姿勢しかで

きないと思っていたけど、調べたら蝶のように羽を立てて止まった写真がありましたし、

標本でも四枚の羽を広げた、蝶のような形で標本にされてもいましたので、たまにはどこか

で羽を立てることもあるんだね・・・私もいつか見たいもんです。昨年はたしかキンカンの

木の下、フジバカマの蜜か花粉を採取していたけど今年はアシタバ、体にいいというからか

ねぇ。
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キイジョウロウホトトギス

2010-11-01 05:30:30 | 花・植物など


最近ちょっと名が知れはじめてきた キイジョウロウホトトギスです。これはおばあちゃん

が竹やぶの近くに ケト土でくっつけたもので今年になってやっと花の数も増え見られるく

らいに成長しました。写真を撮ったのが2週間くらい前になるので花数は少ないですが、

このあと残りの株も見事に花をつけ 垂れ下がった姿はなかなかでした。が、見てのとおり

葉っぱの方は虫食いだらけで、自然というのはきびしいもんです。

     

つぼみの小さいのが大きくなりながら黄色く色づき、下から上へと咲いていくようですね。

古座川町では 育て方教室のようなものが開かれたりして、愛好家も増えているようですが

乱獲され、人の手が届く範囲の野生のものはかなり無くなってしまったとこの間の テレビ

ニュースでも言っていました。すさみ町佐本では石垣にそれこそ垂れ下がって百本以上の

キイジョウロウが咲いて、それを『キイジョウロウ祭り』として愛好家の人が開放して

見せてくれるそうです。そんな記事をこの季節新聞でみます。

おばあちゃんが言っていたけど『キイジョウロウを盗ったら2000円の罰金』だとか、

古座川町で・・・。現行犯じゃなくちゃ無理なような気がしますね。まさか販売価格が

2000円とか?老人は肝心の詳しいところを話さないのでどこまで本当かわかりません。

でも、山野草を とって、とって、とりまくる それが絶滅状態だという事を知りながらも

自分の楽しみでとる人がいるので古座川の山野草もかなり少なくなっています。



おばあちゃんのキイジョウロウは前から育てているので2000円という罰金でもなさそう

だけど、おばあちゃんもとってくる方の人だから困りものです。とってくるのに「とって行

く人がいる」と怒るのです。本末転倒ではないかしら?私なんか園芸種でもうまく育てられ

ないので、山野草なんて土も日光も水も管理が難しいものはムリムリ。だから写真を撮るだ

けで十分だわぁ~。採って・盗って・撮りまくる・・・同じ「とる」でも字が違うわぁ。
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