Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

「Chunの部屋」もよろしく。メアドもそちらにありますよ。http://aka.gmobb.jp/chuns_room/

覚悟を後押ししてくれた言葉たち

2016-06-25 01:40:52 | お気に入りの歌・詩
ふと、久々に想い出した。
上の娘が産まれ、悩んでいた時期に見つけた詩。あの頃は本当にいろんなことを悩んでいたな。
この詩を何度も読み直しながら、やはり子育ての前に自らを律しないとだめだなと思ったのを想い出す。

それからだろうか。
人が変わったと人に言われるようになったのは。

覚悟は人を変える。
本当にそうなのだ。
ただ、残念ながら私は、きっかけに背を押され言霊に気づかされ、周りに助けてもらいながら、ようやく覚悟がついた。
そんなに簡単にできるものではなかった。

だからこそ想い出す。
覚悟を後押ししてくれた言葉たちの一つ。
懐かしかった。

読んでみてほしい。


以下、WEBより

ネイティブ・アメリカンの教え

批判ばかり受けて育った子は、非難ばかりします
敵意に満ちた中で育った子は、誰とでも戦います
ひやかしを受けて育った子は、はにかみやになります
ねたみを受けて育った子は、いつも悪いことをしているような気を持ちます
心が寛大な中で育った子は、がまん強くなります
励ましを受けて育った子は、自信を持ちます
ほめられる中で育った子は、いつも感謝することを知ります
公明正大な中で育った子は、正義感を持ちます
思いやりのある中で育った子は、信頼を持ちます
人にほめられる中で育った子は、自分を大切にします
仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけます

信じることが価値を生む
価値は考えを生む
考えは心の反応を生む
心の反応は態度を生む
態度は行動を生む

あなたが生まれたとき周りの人は笑ってあなたが泣いたでしょう
だからあなたが死ぬときは
あなたが笑って周りの人が泣くような人生を送りなさい

過ちを見てそれを正そうとしなければ過ちを犯したものと同罪だ

地球にあるものはみな目的を持ち
いかなる病にもそれを治す薬草があって
すべての人には果たすべき使命がある

大地とその上に住むものすべてを敬意をもって扱いなさい
偉大なる精霊(精神)を保存しつづけなさい
あなたの仲間に大いなる敬意を示しなさい
すべての人々(人類)のために手を携えて働きなさい
必要とされたなら場所を問わず援助と親切を与えなさい
自分が正しいとわかっていることを実行しなさい
心と体をいい状態に保つために気をつけなさい
あなたの努力の一部を善行に捧げなさい
いつも真実をみつめ、正直でいなさい
自分の行動について全責任を負いなさい

どんなことも7世代先まで考えて決めねばならない

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ゲーテの教え

2016-05-24 00:06:17 | お気に入りの歌・詩
決して使い尽くすことのない資本をつくること

尊敬する建築士の先生が紹介していた記事から。ゲーテの言葉を知った。
「重要なことは、決して使い尽くすことのない資本をつくること」
考えさせられた。

「有用な仕事に力を集中して、君にとってなんの成果にもならぬこと、君にふさわしくないようなことは、すべて放棄したまえ。」
うーむ。

なるほどなぁ。
自分にふさわしいこと。それはなんなのかすら見えない私には馬の耳に念仏かもしれないが。
何かをなすときのヒントにはなりそうな気がする。建築士さんに感謝して心に留めておくことにしたい。
感謝感謝。ありがたい。
本当に。
私に関わっていただけた方には素晴らしい方がたくさんいる。学ばなければ。

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信じていたのに

2016-05-15 01:33:37 | お気に入りの歌・詩
「信じていたのに」

「信じている」って、なんて都合がいいんだろう。それは、「この人は自分にとって都合の悪いことはしない」と勝手に決めているということかもしれない。
「信じていたのに………。」
 たしかによく聞くフレーズ。
 自分でも過去に使ったかもしれないフレーズ。

 「人の言うことは全面的に信じて行動の根拠にしてはいけない」と言う人もいる。
 娘の足のこと、なんだか自分がすごく肩に力が入っていたような気がしたけれど、それは普通のことなのかもしれない。
 信じすぎず、一回頭で考えて自分の頭で選ばない限り、かならず責任転嫁をする心が頭をもたげてくる。考えてみたら当たり前。
 
 これから先もそうならないように。
私だけでなく家族皆がそうならないように、考える習慣をつけていきたいものだ。

 最後にもう一度。
 『信じるというのは命をかけることだ。信じられるというのは命をかけてそれに答えることだ』………走れメロスの引用です。
 信じると言う言葉、軽々しく使うものでは無いのかもしれません。
 



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ムーミンの名言

2016-04-25 00:17:45 | お気に入りの歌・詩
WEBでムーミンの名言が紹介されていました。友だちについての言葉達。
いろんなことを考えさせられます。

こうした言葉達。
昔の悩める自分に届けてあげたいな。
いや、たぶん昔の自分は、この言葉では響かないかもしれないけれど。

知り合い
友だち
友人
仲間
親友
恩人

いろんな呼び名
いろんな区分け

所詮、自分の思い込みでしかない。
自分なりに誰かのことをどう思うのか。
相手が自分をどう思うかを気にしても、本当のところは判らない。だってその人の心は見えないもの。

友だちという不思議な言葉。
それに振り回されるこどもたち。
我が家のお姉ちゃんはその辺り、達観しているような感じがある。幼少期に義足を履いていて、なんども遊びを断られるうちに、面倒になったらしい。
今もはたから見たら、友だちはいるように見えるのだけれど。やはりまた、いつかは離れていくと思うらしく。一線を引いて付き合っているように感じる。

いつか泣き言が言えるようなお友達、出来るだろうか。もしかしたら、部活や合気道の仲間でなら、そうした殻を打ち破れるだろうか。
そんな事を考えながら、見守るしかない。
今からが思春期。難しい年頃だなぁ。


以下、WEBより抜粋

「知りあいがわんさといたって、友だちがひとりもいない」ってことは、ありうるんだよ。(スナフキン)

ただ、しんせつなだけで、人のことが、ほんとうにすきではないような友達なら、ほしくないや。それに、自分がいやな思いをしたくないから、しんせつにしているだけの人もいらない。(ホムサ・トフト)

わたしは、一人目の友だちを見つけたのでした。つまり、わたしは、ほんとうの意味で、生きることをはじめたのでした。(ムーミンパパ)

スナフキンとは…。
思索を好む放浪者。ハーモニカを吹き、釣りをし、世界中を旅します。身軽に生きて行くことを好むスナフキンの荷物は、リュックサックひとつのみ。必要なものが全て入ったこのリュックサックをもって、どこへでも出かけます。
スナフキンは気楽にすごしながら、人生のいろんな物事を考えるのが好きです。いつもふらっとやって来ては、またどこかへ去って行ってしまう、ムーミン谷の住人の憧れ的存在。特に小さくて臆病な住人の間では、常に注目の的です。 ムーミントロールとは親友同士。

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ハーモニーコンサート

2016-02-02 01:49:43 | お気に入りの歌・詩
ヤマハハーモニー

お姉ちゃんの発表会がありました。
午後5時過ぎから7時まで。
大きな大きなホールにて。
同じくらいの歳の子達と一緒に。パートに分かれて演奏です。

曲はルパン三世'78
とてもアップテンポな曲。
その中の1パート。しかも代表ソロ。
さぞかし緊張しているかと思いきや。
あんまり緊張しなかったらしい。
大物かもしれない。

ビデオに撮って顔を見ていても、確かに素晴らしく楽しそうに弾いている。歌も先生よりも声が出ているのが遠目にもわかる。
さすがです。(^^;;

ああ、音楽が好きなんだろうな。
なんか見ていて生き生きしてるな。
いろいろ試してみているけど。
こんなに楽しそうにのめり込めるなら、続けるといいな。

とにかく素晴らしい出来。
気迫のこもった演奏だった。
終わった後も清々しい顔をしている。
本番に強いなこりゃ(^^;;

ヤマハはこれでひと段落
あとは来週の音楽部の合唱フェスティバルかな。
イベント続きで忙しいのに学年末テストも始まる。(^^;;
勉強できる時間を作るように、時間の使い方をとにかく娘に繰り返し話します。
なかなか難しいんだろうけどね。うん。

追伸


今、娘はアンサンブルクルーズ一年です。
(^O^)








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お気に入りの歌「ヒーロー」

2016-01-12 02:03:51 | お気に入りの歌・詩
励まされた歌「ヒーロー」

ふと耳にしておもいだした。
昔支えられた歌のこと。
私がきつかった頃、歌詞に励まされた。
そんな歌。

あんまり極限すぎて想い出すと涙が出てくるような記憶の中で、なぜだかよく流れている音楽だった。
精神的な綱渡りを助けてくれた、そんな曲である。

なんていうか。渦中で聞いたときには素晴らしく胸に響いて。
なんたか明日も頑張ろうと思いながら眠りにつけた。そんな曲。
思い出深い。

聞いたことがないひとのために。
歌詞を載せてみよう。
一度良かったら聴いてみてほしい。
子育てに悩むすべてのお父さんへ。ささげます。


以下、抜粋

『ヒーロー』は、FUNKY MONKEY BABYSの11枚目のシングルとして2009年11月18日にリリースされました。日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」「ズームイン!!サタデー」秋のテーマソングに起用されたこともあります。

歌詞

最寄り駅の改札抜ければ いつもよりちょっと勇敢なお父さん Daddy!
その背中に愛する人のWowWow声がする
You gatta run for today いざ行かんゴールへ

昨晩の疲れとアルコールがまだ残った午前6時OH!
暗いニュース野菜ジュースで流し込み朝から全力疾走
きっと今日も七転八倒 でも鳴らすな10カウント
家族にとってのヒーローになる為 転んでも立ち上がるんだぜ

株はまた急落 のしかかる重圧
満員電車のバンザイは ギブアップじゃない冤罪対策
ネオン街の誘惑 すりぬけて週末
家で待つ愛しいファミリー その笑顔がある限り

最寄り駅の改札抜ければ いつもよりちょっと勇敢なお父さん Hero!
人ごみにも紛れないサンシャインデイ
振り返ると夢の足跡 その延長線のアスファルトさ Daddy!
その背中に愛する人のWowWow声がする
You gatta run for today いざ行かんゴールへ

毎日おんなじ時間に起きてはテレビのニュースを見る父さん
はたから見たって一見そんなに冴えない普通のサラリーマン
だっていつも家族の為 人知れずに一人で戦ってる
照れくさくって言いづらいけど 頑張っているのはわかってる

株はまた急落 のしかかる重圧
So溜まったストレスをこらえて 遊びに行きたい気持ち抑えて
ネオン街の誘惑 すりぬけて週末
体にムチ打って家族サービス また迎える月曜日

繰り返す毎日の中にも 色んなことあるんだぜ父さん Do it!
人知れずに世の中へファイティングポーズ
男は涙をこらえながら 大切な人を守るもんさ 天晴れ!
その背中で愛を背負ってYeah Yeah今日も行く

カカア天下のお茶の間 第三のビールで乾杯しよう
明日の見えない日本の夜に それでも陽は昇るんだ

最寄り駅の改札抜ければ いつもよりちょっと勇敢なお父さん Hero!
人ごみにも紛れないサンシャインデイ
振り返ると夢の足跡 その延長線のアスファルトさ Daddy!
その背中に愛する人のWowWow声がする
You gatta run for today いざ行かんゴールへ
You gatta run for today いざ行かんゴールへ

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サンタさんはいるの?

2015-12-12 00:48:04 | お気に入りの歌・詩
サンタさんはいるのか?

この時期になると必ず出回るこの話題。
私なりに覚えておきたかったので備忘録。
まぁ、真正面からは答えていませんけれどね。

まぁ、これを聞いた子供から
「じゃあ本物のサンタは?」
と聞かれたら、
「フィンランドにいるみたい。」
と答えるのかなぁ(^^;;

海外でのクリスマスの話を聞けば聞くほど、日本は都合のいいところだけを切りとってイベント化しているから、無理があるよね。
でも、子供達には楽しいイベント。
家族での楽しいひと時を過ごすためのスパイスにはなるから、考えすぎないようにはしているんだけれどもね。(^O^)

この時期にはいろんなところで、たくさんの電飾が飾られる。今年もたくさん。
また、 何回かみにいけるかな。
我が家もそろそろ飾らないと。

そういえば我が家の周り、イルミネーションをしている家がなんだか減りました。
地域的なものかもしれないけれどもね。

サンタさんへのお手紙
サンタさんの準備が間に合わないかもしれないから。早く書くんだよって。
子供達に言わないとね。(^^;;


以下は、WEBよりお借りしました。
サンタはいます。正確には初代サンタクロースではなく何代目かのサンタなんですが細かい話は置いといてとりあえずサンタはいます。ただ最近の場合プレゼントにサンタが直接は関わっていない事も多いです。昔のようにサンタさんがおもちゃを作り、運び、配っていた時代とは変わりました。

まず家の中に入れません。煙突とか無いし鍵かかってるし、そもそも勝手に入ったらダメだし。 サンタがプレゼントを持ってきたとしても玄関で親御さんを呼んで受け渡してサンタさんの代わりに枕元へ置いてもらうことになります。そしてなにより子供の欲しがる物が「市販品」になったことです。「○○って言うおもちゃが欲しい」とか「○○ってゲームが欲しい」とか「携帯電話」とか「iPod」とか。こうなるとサンタさんにはもう作れません。「サンタさんに作れないなら私達が代わりに作りますよ」とたくさんの企業が作ってくれているわけですが、全国へ運ぶ所も運送会社がそのままサンタさんに代わってやっちゃってます。?つまりプレゼントを製作して、輸送して、枕元に置く所まで全て「サンタさんの代わりに私がやりますよ」と言う人たちだけで済んじゃうんです。サンタさん自身が関わる部分はほとんどありません。一人のサンタが全てを行うのではなく、力の小さいサンタ役の人がちょっとずつ役割分担しているわけですね。?トナカイで世界中を回り…と言うのは残念ながら今はイメージだけですね。
これはちょっと寂しく思うかも知れませんが、子どもが市販品を望むことが多くなった時点で避けられない時代の変化だったと思います。ただ言えるのは、今サンタの代わりにプレゼントを作っている人も「このプレゼントを受け取った人が幸せになるといいな」と思いながら作り、運んでいる人も「このプレゼントを受け取った人が幸せになるといいな」と思いながら運び、枕元に置く人もあなたの幸せを願って置いているんです。サンタクロース 一人だけがあなたの幸せを願っているのではなく、他にもとてもたくさんたくさんの人が子ども達の幸せを願っているからこそ枕元にプレゼントが届くのです。それはとてもとても素晴らしい事ですよ。ほんとに。

あと、あなたも将来こうした「サンタの代わり」を担うことがあるかもしれません。「人に幸せを与える側」に参加できるというのは、これもまたとても素晴らしい事なので機会があったらぜひどうぞ。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

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「who_am_I」について

2015-08-05 00:03:45 | お気に入りの歌・詩
「who_am_I」について

8がつ16日に発行される予定のデザイン誌「RAT」
私も1年半以上にわたり寄稿させていただいている雑誌なのだけれども。
今回、その記事の中に激しく共感するものがあったので、皆様にご紹介したくて。
そして考えていただきたくて。
備忘録しておきます。

良かったら一度、読んでみてください。


RAT18-テーマ「伝統」掲載記事
「who_am_I」みゆき匠さん
https://www.facebook.com/rat.member/photos/a.491367780897416.118147.490902067610654/1016482378385951/?type=1


それで、以下は感想ね。(^^;;
「外見が自分たちと同じなのにも関わらず、その行動が自分たちの予想を裏切られると、無意識レベルで自分に属さないものと感じる。」
「外見が日本人なのに、中身が違うと日本人として認められない。」
「認められないのだから、本人も確信が持てず、何かのきっかけで不安定になりうる。」

これ、すごくわかります。同じ障害なのに状態の違いにより苦しむ部分が違うために、逆に互いの溝が深かったり。普通に何でも出来るから、障害者扱いもされないけれど健常者とも認められず、どちらからも無意識に阻害されたり。娘のアイデンティティの確立のために、なんとか自信をもたせたくて、私が合気道、妻がピアノや習字などを習わせている親心。たぶん思う気持ちは一緒です。

日本人とアメリカ人のボーダーライン、障害者と健常者のボーダーライン。なんだか似たような問題をはらんでいるような気がします。
そして、その狭間で悩む親の姿や、互いに我が子のことを思うあまりに、対立したりする姿も似ています。

本人が全てをなくした気分になったとき、いわばどん底の状態で自己肯定感をもちうるかどうか。私はそのことが一番大切ではないかと思うのです。

我が子に対して、何かを決めるとき。悩み考え議論して、後悔をしないように。でも時期を逃さずに決断をして、その後は決して両親ともにぶれないでいること。
我が子の自己肯定感のために、最も必要ではないかと思うのはこのことです。

いつのまにか目立ってしまった子供達が、その目立つ要素以外で、自分を認めることに苦しんだり。あまりに個性が目立たなすぎる故に、それを皆にわかってもらうために苦しんだり。
あまりに自分に個性がないと嘆き、目立とうと必死にあがいてみたり。
自己肯定感が足りないと、そうした悪循環に陥りやすく、またその原因が自分や育った環境にあることに気がつきにくい。
そんな気がしています。

もう一度リンク。
よろしければ、感想などfacebookにコメントしてあげてくださいませ。(^O^)


RAT18-テーマ「伝統」掲載記事
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デザイン誌へのエッセイ、仕上がりました。

2015-08-04 00:09:36 | お気に入りの歌・詩
隔月刊のデザイン雑誌「RAT」最新号の編集がすすんでいる。私の記事は入稿し素敵なデザインがされた。
今回のテーマは「伝統」
伝統のもつマイナス面について、実体験に基づく視点から書かせていただいた。

少しでもたくさんの方の目に留まりますように。こんな考え方もあるんだということが伝わりますように。
よろしければお読みいただきたい。

https://www.facebook.com/rat.member/posts/1013160225384833:0


この記事を書くにあたり、実は並行してもう一つ書いていた文章がある。悩んだ挙句、不採用となったけどね。
せっかくなので掲載しておく。
よろしければ読んでいただけたら嬉しい。



障害児を育てる家族の形ー伝統的な家族


お姉ちゃんを育てていくことをイメージしたとき、私が考えた未来予想図。その一番には、今の形。すなわち共働き家庭が浮かんでいた。しかし、そのことを他人に話す度、無責任だと諭された。しかもなぜか障害児を育てている先輩ご家族ほどそうだった気がする。だから苦しんだ。



日本の伝統なんだろうか。
母親は家をまもり、人に預けて働くのは無責任。ましてや普通より手がかかる障害児を預けるなど言語道断という考え方。まだまだ耳にする。もしかしたら、自分達が自らのやり方で頑張ってきて後悔していないことの裏返しなのかもしれない。もちろんそれも一理あるし、今までのスタンダードなのかもしれない。でも本当にそうでなければならないのだろうか。



年に数家族のご両親から、BLOGをみて相談がある。そのほとんどはお母さんから。もしくはお母さんに頼まれたご家族から。
話してみると、悩みを抱えているのはほとんどの場合お母さん。本当に本当に悩んでいらっしゃる。気の毒なほど一人で抱え込み、苦しんでいるお母さんも多い。
障害をもって産まれた子を育てるには普通より気を使うし手もかかる。いろんなことに気をつけないといけない。お母さん一人で抱え込むと知恵がわかない。近くにアドバイスできる人がいない。とても苦しい。


人に預けるメリットはたくさんある。まずは、一対一の時間が短くなるから、その時間の密度を濃くして接することができるようになる。いろんな人がいろんな視点で娘のために。いろんなアプローチの仕方を試してくれる。アイディアをくれる。これは実はものすごく大きなこと。乳幼児期の成長発達に合わせた工夫ひとつが、娘のような場合には将来の当たり前を決めてしまうから。


お母さんの息抜きにもなる。
どうしても、家庭にいると1人で育児を抱えがちになるお母さんが働きに出ることにより、少し冷静になる時間が持てる。離れている時間のおかげで笑顔で子供に向かえる。
周りにたくさんの子供の応援団が出来てくる。一緒に悩み、相談しやすい環境が作りやすい。


かわりに大変であるのは、たぶん我が家が直面していること。
働いた上で全ての家事をこなしていては、お母さんの体力がもたない。お父さんや祖父母の強力なサポートがないと、仕事の後で子供に向き合えない。正直、体力的にも精神的にもきついと思う。
だったら誰かが負担を肩代わりすればいい。それは簡単にはいかないけれど。なんとかなるものだ。


あとは、働く環境。
急な対応や相談、頻回な受診などが必要な障害児のケアにおいて、家族の誰かが仕事を休んで対応できるような職場環境を構築できるか。そもそも勤めている組織としてそうした制度はあるのか。周りの職場の皆様の理解や協力が得られるのか。自分自身として精神のバランスを保てるのか。そういうこと。
それらさえなんとかできるなら。私が思うに、共働きはむしろ将来のために、娘たちのためにできる思い切った決断。そう思うのだ。


昔母が危篤になり、休みを取ろうとしたら会社に拒否された。「この会社にいたら家族の死に目に会えない」と目が覚めて退職。死に物狂いで勉強して公務員になった。家族のために残りの人生を使いたいと思った。公務員も働いてみたら、とんでもなく大変で忙しいけれど。周りの方々のおかげさま、どうにかやってこれている。今思えばあの決断がなかったら今のわたしはない。そう思うとなんだか運命さえ感じてしまう。


子供達が将来1人で生きていけるように、自分なりの自信を身につけられるように。その子自身の当たり前のレベルを上げてあげて、将来の選択肢を広くしてあげなければならない。
そうしたことを自分に言い聞かせながら。私たちにできることは、振り返らずに精一杯に娘たちに愛情を注いでいくこと。それにつきるのだろう。
どうか、私たちと同じように、共働きで障害をもった我が子を育てていく選択をしたご両親に届きますように。この記事を読んで、少しでも前を向いて歩くための力になるように。心から応援しています。



追伸

RATの記事リンク
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そのとおり

2015-07-08 00:00:36 | お気に入りの歌・詩

シベリアに抑留された日本兵の話として

教えていただいた言葉が、印象的だったので紹介させていただきます。

川村義肢製作所慶社長ブログより


“どんな境遇であろうとも

自主性を持って

仕事に取り組んだ時、

知恵も工夫も、そして

周りからの尊敬さえも得られ、

価値ある時間に

することができる”


この発想。ものすごく納得できます。

私自身、特に娘が生まれてから、制約が多数ある中で働いてきて思うこと。


好きな仕事を選べる人は幸せかもしれないが、どんな仕事についたとしても、自主性を持って取り組んでいくと意識が変わってくる。


そうなんだよなぁ。



義肢製作所や義肢装具メーカーさんの業務。

いろんな話は聞くけれど、大変なんだろうな。モチベーションを保つこと。既成概念を超えて信念を持って動くこと。言うほど簡単じゃないよなぁ。


一人一人の思いがうまく噛み合って、同じ方向を向けた時、力が生まれる。

いまだ、未熟で噛み合わせるための力量が足りず。

役に立てず申し訳ないなぁ。




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