RAT15
さて、皆様。
次号の雑誌RATの締切が近づいてきまして、私の原稿も完成しました。
なんと今回から、ホームページで掲載予定原稿を期間限定で見ていただくことができるようになりました。
今回のテーマは「羊」
正直、何を書こうかなと悩みましたが、上の娘をはじめて妻が妊娠した時の気持ちを思い出しながら、心を込めて書きました。
おまけに娘たち2人の力を借りて
元旦早々の「家族絵の描き初め」を掲載していただいてしまいました。我が家の共作ということで。皆様に何か伝わるものがあるといいなと思っております。
この雑誌は、リアルタイムな公開編集をしていらっしゃるそうで、これらを見た感想を編集長に送ると、もしかして採用されれば、感想がRAT感想ページに掲載されるかもしれない。(^^;;
そんな仕組みになっております。
どうやらRAT記事を書いていない方でも自由投稿らしいので、よろしければ一度ご覧頂いて、感想をいただけたら嬉しいです。
やはりいろんな方の感想は宝物。
こうして何かを表現する場合には、それがない限り向上はありませんものね。^o^
RAT15 期間限定記事紹介は 以下のページより
http://reik85.wix.com/rei-1
追伸
そういえば、北野玲さんの個展を観に行ってきました。お忙しいのに3時間も(^^;;。お相手いただいてしまい、恐縮です。
紹介は長くなりそうなので、また後日改めて書こうと思います。
デザインセンス
親バカ日記です。
(はじめに言っときます。(^^;;)
三歳の娘さんがやっている塗り絵を見ていて、なんだか不思議な塗り方をするなぁ。って思い、少し前のページも見てみたら、やはりそこも変わっていたので。
ちょっとびっくりして。
ちょっと覚えておきたいなと思いまして。
備忘録させていただきます。
写真を見ていただいて伝わるかしら。
服の塗り方が、線を無視したグラデーションをつけています。
なんだか完全に線を無視するわけでもなく、はっきり自分なりにこだわっているようにも見えるこの塗り方に、お姉ちゃんが反応しまして。
「すごくない?」というので、家族で褒めてあげました。
たしかに、なかなか言われてできる話じゃないかもね。
こういうのをセンスというんだろうか。
近い見本や塗り方を教えていないのは確かだから、不思議だなぁ。
このところ、デザイン系雑誌「RAT」に寄稿させていただいていて、絵描きさんの絵を見る機会に恵まれているから、余計に気になるのかもしれない。
もしかしたら、小さい頃からお姉ちゃんの真似をして育つ妹さん。お姉ちゃんがいつも一緒に遊んでくれているからね。影響力も大きいよね。
対抗心を燃やしつつ、教えてもらいつつ。お姉ちゃんは教えてあげたいばかりで、一生懸命だしね。
親よりも、一緒に寄り添えるし、見本になってあげられるから、妹さんが見習いやすいだろうなぁ。
しかも色鉛筆は24+24+36色を広げて描いてるし。環境に恵まれているのかもしれないね。
それもまぁ、RATの影響と言えなくもないね。(^^;;
私が意識して置き出しているから。
まぁ三つ子の魂なんとやら。
後で振り返って、そんなこともあったなというのも楽しいかなと思うので、備忘録しておきます。
木ぼっくりミュージアム
さて、少し前に書いたブログで、ひるがの高原牧歌の里へ行った話を書きまして。
その時、帰り際に行った施設にこのミュージアムがありまして。
雪遊びもとても楽しかったんでしょうが、子供たちを大いに夢中にしてくれました。
妹さんもお姉ちゃんも、なんだか「この空間にずっといたい」っていいだして。
たしかに居心地の良い空気。建物全体がひとつの物語世界のような、作り込みがされています。
魅せ方も上手ですね。上からと地上から、遠くからと近くから。細部まで作り込まれた木ぼっくり達の息遣いが聞こえてきそうな気がしてきます。
人がたまたまあまりいなくて、貸し切りっぽくて、すごくのんびり見学できました。
娘さんたちも、二周してみて三週目に行こうとするところを止めて帰ってきたくらいです。(^^;;
妹さんは、演奏に合わせて本当に動く小人達が、お姉ちゃんは木のマンションが一番気になると言っていましたね。
私はなにげに、入り口にいる村長さんが好きですね。なんだか姿も声もいい感じです。
写真にはありませんが電飾も入り口付近にしてあって、青い光のトンネルにもなっているんですよ。^o^
こんな感じの「木ぼっくりミュージアム」
いかがでしたか?
よかったら、ぜひ行ってみてくださいませ。
^o^
牧歌の里 冬
冬シーズンに初めて、「牧歌の里」という施設に行ってきました。
場所としては、岐阜県の郡上市の少し北西。東海北陸自動車道 高鷲IC付近で高速道路を下りてすぐ。
当日は少しだけチェーン規制と速度制限がありました。
スマートICができたおかげで、高速を降りてから近いです。なんだか本当に。便利ですね。
牧歌の里は冬シーズン。
入場料は半額で、できることも限られていました。
できたのはね。
ソリとチューブのレンタル?一時間500円
スノーモービルに引っ張ってもらい、園内一周 一人一周500円
あとは雪遊び。
牧場とセンターハウスは営業日していたし、木ボックリミュージアムもやっていました。
なかなか楽しい。
注意としては。
スキーウェアのレンタルとか更衣室とかはありません。自分で着ていく感じ。
あと昼はレストランが一つ。
あんまり選択肢はないから、持って行くのもいいかな。
まぁ、何が楽しいかって
雪がたくさん。^o^
それだけのことなんだけど、我々にはそれで十分楽しい。
あまり踏み込んでいないところを歩くと、大人が腰までめり込む。(^^;;
移動するために転がる方が早かったりね。
チューブで滑り降りるスライダーが作ってあってね。三種類あってかなり楽しい。
娘さんたち大はしゃぎ。
お姉ちゃんは5回くらい。妹さんは16回くらい(^^;;。
引いて上がるだけで、タイヤを引いて走るトレーニングみたい。いいうんどうになりました。
このチューブ。
坂道を登る時にも、持ち手がしっかりしていて紐が長いから引きやすい。すごく使いやすかった。移動にも非常に重宝しました。
今回、お姉ちゃん。
「なんか新雪って歩きやすいね」
と大興奮。
たしかに前日夜に雪が降り、朝上がったばかりで快晴で風無し。最高のコンディションでした。
両大腿義足で雪の斜面を物ともせずに、片手を私の腕に添えて普通に歩くお姉ちゃん。
すでに義足だって説明しても、たぶん信じてもらえない領域ではだね。
なんかすごいわ。
我が家では見慣れてるから、当たり前になりつつあるんだけどさ。
たぶんすごいと思う。体力もついたよね。
作ってあった大きなかまくらにも入れたし、「かまくらに入りたい」という夢が叶い よかった。
娘さんたち2人。大満足の雪遊びとなりました。^o^
帰りがけに 木ボックリミュージアムっていうところに行ったんですが。
それはまた次回。^o^
いや、だってそっちはそっちでかなり楽しかったからね。
帰り道は少しだけ渋滞。白鳥インターまでの間がどうしても、帰りの車で混むね。
ともかく無事に帰宅。
また行きたいね。^o^
「RAT」とは…
毎回テーマを掲げて参加者を募る偶数月発行のアート系マガジンです。
「RAT」のコンセプトは「ひとつのテーマ、10人10色のアプローチ」。
? たとえば「RAT-14」では、テーマ「雪」で発行しています。
「雪」という言葉からスタートし、
? イラストを描く人、詩をつくる人、コマ割り漫画をつくる人、エッセイを書く人、じつに様々なアプローチを楽しめます。
以上、紹介記事から…。
テーマから連想される自分の想いを、ベテランの編集長が魔法のように素敵な形にしてくれる。そんな場所でもある。
私などは、まともにエッセイなど書いたこともなく。ただ、娘と同様な障害をもって生まれたお子様やご家族のためにと、毎日を綴っていただけなのに。RATに出会い世界が広がった。
やはり自分の創作が、印刷・装丁されて冊子になるのは感動を生む。はじめなど、編集長に手伝っていただきながら、何度も文章を推敲、校正しながら、おっかなびっくり。でも一年も経つと不思議なもの。なんとなく、自分で自分の書いたものを見つつ、REIさんならこういうだろうか?と自問できるようになってきている。
デザインも素晴らしい。
REIさんのデザインにかかると、ただの文章に命が吹き込まれる。実際に印刷されて冊子になったものをみると、なんだか毎回驚く。
「まさかこんな立派な、きちんとした本に自分の記事が載ることがあるとは…。」
いまだに捨てきれない実感だし、私の旧友にRATを渡すと言われる感想にも、近いものが多い。
人の出会いは面白い。
編集長に誘っていただいて、初めは驚いたけれど素敵な世界があることを知った。
表現できる喜びや継続していく中で感じられる手応えのようなもの。
実は人生において、すごく大切な感覚を学ばせていただけているような気がしている。
私のようにデザインや創作の世界に入る人は少ないのだろうか。その世界は閉鎖的で内にこもりがちな感じを受けるけれど、どうやらそれが普通のようだ。
雑誌「RAT」
コンセプトやテーマが斬新で、素晴らしい可能性を秘めた冊子。
こうした、テーマを掲げて参加者を募る形式の冊子は、ありそうで…実はそうはない。
また、ここまでデザインや装丁、紙や印刷にいたるまでこだわり尽くした冊子もそうはない。
なにかもっと、可能性があるのではないだろうか。私のような参加者を増やしていくにはどうしていけばいいのだろうか。なんとなく考えてしまう。
こうした雑誌。
個人の想いで運営、発行されているから、維持継続するだけでもすごく大変だろうな。
そう思っていたら、別冊RATを引っさげて編集長の北野玲さんが個展を開くという。
参加会員の一人として、RATの一購読者の一人として、REIさんの一応援団として。(^^;;
応援させていただいている。
「配役が決まりすぎた人生」
ひとめでわかる特徴を持った人は、世の中にが勝手に生きる意味を押し付けられて苦しむことがある。
為末さんの言葉(を私なりにまとめたもの)である。
なるほど
これだったのだ。
私が漠然と恐れ、娘とともに立ち向かわなければと考えていたこと。
言葉になるとわかりやすい。
娘は両足大腿義足。
しかも素晴らしく高活動で、かつ女の子。
なんというか、ものすごくわかりやすくて、何にもしなくても「すごいね。」とか「頑張ってるね」とか。
感動してくれてしまう人までいる。
だからなんだか為末大さんの言っていることがよくわかるのだ。
「まぁいいか」と思えばまだいいが、抵抗しても無駄な感じがある。結構きつい。
私が娘がメディア露出するのをためらう理由は、まさにこれである。
有名になればなるほど、「周りが求める役割」の力が強くなる。
今はまだ、娘はそんな力に左右されるべき時期ではない。自分自身でいろんなことをして、自分がやりたいことを失敗してもいいからやってみるべき時期だ。
周りの期待など、優先しすぎずに好きなことをやるべきだ。
そして娘が成長していく過程で、「「周りが求めがちなイメージ」の力が自分にプラスになる。」と思えたら、娘自身から出ていけばいい。そう思う。
有名になること。
想像以上にプレッシャーがかかるし、期待される役割と自分の気持ちのギャップが出来てくるのは、当たり前だと思う。
まだ、選択肢があるうちから、備えなしに望んでもいないのに、その道を行かなくてもいい。
自らが選んで進むべきだと思うのだ。
人により、幸せの感じ方は違う。
目立たなくても、有名にならなくても、幸せにはなれる。
それも含めて自分で選び、進めるように。
私達ができることをしていかなければ。
回り道でも、まどろっこしくても。
ひとから「もったいない」と言われても。
考えなければね。私達が。