オタンチーノ

2011年04月26日 | Weblog


 岩波文庫のある本が見てみたくて、大きな本屋さんに行ったのですが、上の方の棚がガラガラで、あいにく岩波文庫は上の方の棚なのであまり展示してありませんでした。

 なぜなのかと聞いたところ、地震の被害に遭いまだ揃え切っていないのだとか。そのうちに届くことでしょうとのことなので、おそらくどこか傷ついたり折れ目ができたりで、商品にならないくらいの被害があったのだと思いました。あいにく目指す本はありませんでした。内容を見て良さそうなら買おうかとおもったのですけどね

 

 雨が多いので、使いきれないです。降ったあとは植木鉢には水は要らないし。そうなると、シャベルや鍬を洗うくらいしか用がなくなっちゃう。いっそのこと、沸かして入っちゃおうか。

 大風が吹いて埃が入ったりして、だんだん濁ってきました。一度使い切って、きれいに洗いたいです。

 ステンレス製の風呂には入りたくないと言っていた人を思い出します。その心はと聞いたところ、台所の流しに入っているような気がしてならないとか。なるほど。そんなこと言うなら、サラダなんか食べるなら芋虫と同じだ。ニンジン食べるなら馬だ。

 

 たけのこや菜花の入ったペペロンチーノです。ペペロンチーノというのは、トウガラシという意味だそうで、トウガラシの入ったソースを使ったパスタのことをそのように言うのだそうです。そんなこと、どうでもいいけどおいしかったですよ。戦中生まれの私にしては、そんなのは、何となく発音からしてオタンチンな名前にしか聞こえない。名付けてオタンチーノだ。

 

 サワラと言う木なのですが、このツンツン出ているのは藤のつるです。こんなに絡まれて、これに葉が茂ったら相当重たくなるでしょうね。それに蔓の太いところに締め付けられて、苦しいのではないかと思います。わが家から見えんですが、もう二三本、その迫害に耐えかねて倒れてしまったものがあります。

 藤も結局はぺしゃんこになっちゃうんですから、ほどほどに絡まっていりゃいいものを、程を知らないんですね。何か 「 おい君ぃ、いい加減にしておいた方が良いよ 」 なんてひとこと言ってやりたいですよ。

 

 ある筋からきいたところによると、出版も以前のように復帰していないとか。雑誌なども合併号になってしまったりしているそうです。

 これは地震とは関係ないですが、本が売れなくなり初版だけで増刷無しという本が以前から比べると多くなっているそうです。 出版業界もたいへんなようですね。それに加えて電子出版物が着実に増えているようで、今後どうなるのかちょっと心配です。せっかくいい本が出ていても巡り会うチャンスが少なくなるのではないかと思います。あまり文化が急速に発達するのも考えものです。

 不安材料ばかり多い世の中になりそうな気配がします。


    今年こそ春知りそむる桜花
              散るといふことはならはざらなむ   紀貫之

  
        今年初めて咲いた桜 散るなんてことは見習わないでほしい