音楽でも、小説でも、あるいは美術の世界でも、どのような世界でも同じリズムが繰り返される美しさはすばらしいのですが、それがいつまでも続くとやがてつまらなくなり、乱れが生じる面白さを感じるものです。完璧を求めるが、完全な完璧では、どこかつまらなさを感じます。
何となく白鳥の首のような感じがする、うるいのつぼみ
生活のリズムもそうだと思います。毎日、同じような形の生活をしているのが一番良いのでしょうが、いざそういう生活形態が長く続くと、人というのは身勝手なところがあって、なんとなくつまらなさを感じるものです。
それで、たとえば食事に出かけたり、どこか旅行をしてみたり、展覧会に行ってみたりと、少し違うことをリズムの整った生活にいれて乱して気晴らしをする、ということをします。
茄子ができてやっと食べました。最初は味噌汁です。太陽光線が、この時期弱いし寒いですから、少し成長の度合いがゆっくりなのかも知れません。それにやっぱりお日様の勢いが弱いと味などにも影響するのではないかと思います。
またズッキーニが出来ました。カボチャの一種なのだそうですが、これはこれでカボチャのようではなく、むしろ味が無い部類に入るのが良いのか、独特のおいしさがあって好きですね。
今日は、ちょっと用事があって、先日枯れた栗の木を伐っていただいた、近くにお住まいの方の家を訪問しました。すてきなサンルームがあります。
正式にはサンルームとは違って、conservatory ( コンサバトリー ) と言うのだそうです。あるサイトの解説では、「 英国で誕生した温室で、植物を冬の寒さから守るために設けられたスペースのこと。日本では、おしゃれなサンルームを指すことが多い。」 とありました。
解説の通り、外はもちろんこのようにおしゃれなデザインですが、中はもっとおしゃれで、窓のカーテンはもちろん、天井にあたる所には、屋根からの直射日光を避けるための白いカーテン状のものがゆったりととりつけられていて、とても明るく快適な部屋になっていました。
内部は、これはネットから借りた写真ですが、このような感じでした。素晴らしい。このお宅のコンサバトリーは英国からの取り寄せだそうです。
いろいろなタイプがあるようです。 http://www.alpha-it.co.jp/conservatory/gallery.html
ご主人も奥さんもバラが大好きなそうで、庭はすでにバラの季節が終わろうとしていたのですが、このようにとてもすてきな風景でした。真ん中の通路は、かなりゆったりそしていますが、ご自分で作られたのだそうです。まだ完成はしていないです。その先には家庭菜園がありました。こういう庭が造れたらいいですね。
今日も、ともすると単調かつ短調になりがちな生活に刺激が加わってとても良かったです。
廃 句
梅雨時に台風訪問。遠慮して
雨ならばしとしと程度で良きものを
もう飲めぬ酒を押しつけられるよう
梅雨時の情緒を乱す野分かな 野分(のわき)=台風
素晴らしいバラの庭園コンサバトリー