川柳に「清盛の医者は裸で脈を取り」というのがあります。熱病にうなされた平清盛の医者は清盛から発散する熱で暑くてあつくて裸になって脈をとった、ということなんでしょうが、それこそ見てきたようなウソですが、やっぱり面白い。
この頃の暑さは、まさしくそのような暑さです。裸になってもなお暑く、自分の皮をも剥ぎ取ってしまいたいくらい暑いです。犬猫が可愛そう。鳥は? 他の物の気遣いなどしていられるかっ。と言われそう。
暑い割に、今年は例年と違って長ったらしい複雑な交響曲を連続して聴くことができます。部屋ではマーラーを、車ではブルックナーを聞いています。あの、だらだらとした組み方のように感じられる、長いながい交響曲に何故か惹かれるのです。不思議。
キ ビ 『 当方は桃太郎並びに犬と猿と雉を募集しています 』
桃太郎というトマトは作っているのですが・・・・・・。
お盆もおしまいになり、まだ外の仕事は早いので、ゆっくりと本を読もうとすると、いつの間にか眠っている。
録画を見ようとすると、これまたいつの間にか夢の中。そして夜はというと、やっぱり眠っているのです。これじゃ我が家の猫と同じじゃないか。目が覚めると食事の時間。ますます猫だ。
近江の海夕波千鳥汝が鳴けば
心もしのにいにしへ思ほゆ 柿本人麻呂
琵琶湖の夕波の上を飛んでいる千鳥よお前が鳴けば
心がしおれるほどに昔のことが偲ばれることだ