嵐が丘

2014年05月08日 | Weblog


今日も風が強いです。ビニールハウスを閉めました。お日さまが出ているのにハウスを閉めるのは内部が暑くなりすぎて良くないので、細めには開けておきます。

風で思いつきました。イギリスの小説に 『 嵐が丘 』 と言うのがありますが、原題は ”Wuthering Heights (ワザリング ハイツ)”  と言います。wuther と言うのはイギリスの方言で、風が音を出して吹く様子を言うのだとか。heights は高いと言う high の名詞形です。だから高い所、台地です。要するに風がピューピュー吹いている高台ということで  『 嵐が丘 』 と名付けたのでしょうが、さすがに上手な日本語訳だと思います。 

 
                                サヤエンドウが出来てきました

今の世に生きる私などは 嵐が などとは思いつかない命名法だなと思っています。 『 風の吹く丘 』 とか、 『嵐の丘』 でしょうか。例えば、君が家ではなくて、君の家と言いますからね。昔の人の方が上手な名前をつけたものだと思っています。もっとも、風の吹く丘と言った方が今風で良いかなとも思いますが、小説の中身を見ると、家の中の事情は何時も嵐が吹きまくっているようですので、風の吹く と言うとなんか楽しそうな感じがしてしまうことが多いので、風ではなく、嵐にする。それから 嵐の ではなくて、嵐が と言った方が合うとは思いますが。

 

何年も、なんねんも草刈り機の刃を悩ませてきた枯れた栗の根をやっと掘り出しました。まるで抜いた歯のようです。栗は腐りにくいと言われるので、特に土中にあっても朽ち果てず、長持ちします。

何せ、草刈りをするときと言うのは、背丈が高くなってしまった草の中に埋もれて姿を隠していますから、そこらあたりに木の根の頭がちょこっと出ていたっけな、なんてことは普通はすっかり忘れてしまいますからね。

  

それなので、この頃はこのように、草に隠れず見えるようにと、高いところから伐ることにしています。これなら、草刈りをしていても、そこに木の根があると避けて作業をすることができますからね。
いちいちガツンガツンと刃をぶつけながらですと、やがては刃が折れたり、刃の回転を伝える歯車が折れたりしかねませんからね。