スッキリと晴れているわけではなく、今は曇空なのですが風が涼しくて過ごしやすいです。
ピアノの上で熟睡しているのを見ていると、小さな平和を感じます。
我が家にある小っちゃな石垣
小っちゃなとか、少し と言えば、〃塵もつもれば山となる〃 と言う言い方、子どもの頃に覚えたいろはかるたにありました。
これは 江戸いろはかるた の ち のところです。ところが、大阪や京都の いろはかるた では、 ち は 〃地獄の沙汰も金次第〃 だそうです。
昔は、「 ぢ 」 と書いたようですね。 地震は 今はひらがなでは じしん ですが、昔は ぢしん ですね。
この、地獄の沙汰・・・と言う言い方も聞いたことがあります。 小っちゃな平和の積み重ねが大事だなと思いますね。
気が付かなかったのですが、台風の被害がありました。これ、バラのアーチです。
きっと、バラの枝がネットの役割をしてしまい、強風を受けてしまって、アーチの鉄骨に負荷がかかったのでしょうね。
これはもう、根本からバラを切ってしまい、分解してとりはずさなければならないでしょうね。
バラは来春に根元から新芽がでて伸びるでしょう。
ナスも、もうそろそろお終いですね。葉っぱは元気がないし、第一花がさいていませんから、あたらしいものはできません。
いろいろなものが姿を消していき、やっぱり秋はさびしいですね。
秋と言うと、反射的に 凋落(ちょうらく) という言葉を思いだします。
堀 辰雄という作家の文を、高校一年生の時に読んだのですが、その中に
ことにその年の夏が一きわ花やかで美しかっただけ、それだけその季節の
過ぎてからの何とも言えぬ佗(わ)びしさのようなものが、いわば凋落(ちょうらく)の
感じのようなものが、僕自身が病後だったせいか、一層ひしひしと感じられて
ならなかったのですが ・・・・・
ー 「美しい村」 と言う文章からです
と書いてありました。その中に 凋落 という言葉がでてきました。その時に初めてその言葉に出逢ったのを覚えています。