本屋さんが減って寂しいですか

2018年10月28日 | Weblog


仕事が現役中の時には、「 さーこれから出勤して何と何をまずやってから、次はあの仕事が待ってるな-」 などと考えながら車の運転をしていたものでした。

懐かしい三十数年の日々でした。そういう緊張が無くなるとホッとすると同時に、何だか何かが足りないような気がしたりします。

人の心は、なかなか落ち着かないものです。毎日まいにち待っていた日が来ると、案外がっくりと来たり、物足りなかったりするものです。

  

人ってのは変ですね。

若い元同僚に出逢った時に、「 旅行はあちこち行ってるの?」 と聞かれたときには、「 え? まだ何処へも行っていないし、そんなに旅行家のようにしょっちゅう行くはずないじゃないか。」 と口には出さなかったですが、静かに思ったものでした。

  

話は変わって、昨日の朝日新聞に 「 本屋さんが減って寂しいですか?」 というタイトルの記事がありました。

「 はい 」 と答えた人の割合は77%でした。水戸でもはるか以前から比べたら減っていますね。

個人経営の書店は無くなったかも知れません。ということはチェーン店ばかりということになります。

  

本屋さんが減って寂しいと思うその理由は、じっくりと本が選べない、知らなかった本との出会いが減る、書店独特の雰囲気が味わえない、などなどでした。

私の思いは、三番目ですね。知らなかった本との出会いがあるのが良いなと思っています。

  

いいえ、と答えた理由は、図書館を利用、ネット通販出買う、時代の流れだから、寂しかったが慣れてしまった、などなどでした。

買うのに先立って、自分で選んでおく傾向が強い人はネットで買うでしょうね。

東京の人に聞いたところ、沿線ではほとんど本屋さんは無くなっているそうです。新宿とか渋谷とかのような繁華街にしか無くなって来ているとか。

  

私は、ほとんど毎週日曜日には用事があるので ついでに書店に行きますが、そこで 「 こんな本があったんだ 」 と新しい発見があるのが楽しいです。

それは古本店ででもそうです。買うか買わないかはそれから迷いながら判断します。

  

どうして買うか買わないか迷ってしまうか、その理由はとても読むスピードが遅いからです。

本に出逢ったからと言って、次々に買ってしまうと、読み切れず、つんどく(積ん読)ことになってしまうからです。

あ~、速読ができたらな~~。