歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

金儲けは「尊敬」される事では有りません!

2007年06月18日 | 世間話し
「コムスン」ですが、困ったことです。

社長の人相ですが、悪役にピッタリの典型的な「悪党面」で、テレビ映りとしては「最高」です。

六本木ヒルズに住んで、資産が数十億円、自家用ジェット機で飛び回り、軽井沢に三千坪の豪華別荘を構え、アイドルタレントに金を掴ませ遊びまくる・・・。マスコミとしては「大喜び」の敵役の登場です。

介護事業の「コムスン」、人材派遣の「グッドウィル」、相当儲かるようです。どちらも、時代の先端を行く「商売」です。

介護も派遣も、「生活保護費程度」か「それ以下」の「低賃金」で働いています。その「上米」を「掠める」ことが、「経営手腕」であり、能力の正当な見返りと、あの男は思っているようです。

『働けど、働けど、我が暮らし、楽にならざり、じっと手を見る』・・・こんな時代は、ホントに「つい10年ほど前」までは、遠~い、遠~い、遠~い・・・ず~っと、昔の事と「誰も」が考えていました。

それがです。高度成長が終わり、バブルが崩壊し、経済が停滞すると、自民党を「ぶっ壊す」と叫んだ、総理大臣が登場しました。

自民党を「ぶっ壊す」が、いつの間にか、改革を唱え、新自由主義的な主張を叫びだし、競争こそ経済発展の原動力として、各種の規制が撤廃されました。

気が付くと、戦後の高度経済成長によって生まれた「中間層」が、簡単に「ぶっ壊れ」ていました。

学校の「成績」が良くて、ずる賢く、金儲けに「熱心」な人間には暮らし易く。
学校の成績が、普通かそれ以下で、金儲けに「無頓着」な人間には、暮らし難いとどころか、生存権まで脅かされる時代になりました。

自由主義者が「スタートの平等」は補償されていると云いますが、それならば、先ず第一に、親の遺産は全て「没収」して下さい。

それに、先日聞いたのですが、3歳までの栄養状態がその後の「知能の発達」に大きく影響するそうです。

義務教育までの期間、親の経済力で「栄養摂取」に差が生じないように、社会的に補償して下さい。


競争には、必ず勝者と敗者がいます。そして、勝者は少数で、圧倒的多数は敗者です。


このまま、二大政党制による政権交代などと、寝ぼけたことを云って、勝者の論理による「改革」を競いあっていると、不安定雇用労働者の反乱が起るかもしれません。

彼らは「失うものが何も無い」のですから、命を失う事など何とも思わないかも知れません。

成績が優秀で、金儲けに熱心な人は、成績が普通かそれ以下の人達を「食い物」にしないで下さい。

金儲けは「悪い事」ではありませんが、「尊敬」されることではありません。

成績の良い人は何をしても許されると思わないで下さい。

金儲け「だけを」目的に商売をやらないで下さい。人相が悪くなり、天国には行けなくなりますよ、ホントに!

普通の人が、普通に「清く、貧しく、美しく」暮らせる「世の中」がイイのです。
働き過ぎによる、過労死や自殺は「普通」ではありません。


もうすぐ、参議院議員の選挙です。どうなるのでしょうか?


それでは、また明日です。
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